豪ドル/米ドルは、ゴールドとともに上昇! 金鉱株急騰の裏にウォーレン・バフェット
2020-08-20
この夏、金融市場で注目されているのが、まず、ナスダック総合指数を筆頭とする米国株の急騰。
ナスダック総合指数 週足(出所:Bloomberg)
そして、もうひとつの注目が、ゴールド(金)の続伸。
ゴールドは、3月安値の1451ドルから、ほぼ一貫して上昇。8月7日(金)に、一時2075ドルの高値まで到達。この間、わずか5カ月で一気に40%上昇したことで、メディアの注目を集めたわけです。
NY金先物 週足(出所:Bloomberg)
そして、このゴールド急騰の背景には、金鉱株の上昇が挙げられます。
今月(8月)に入って、バリック・ゴールドをはじめ、ニューモントやキンロス・ゴールド、ハーモニー・ゴールド・マイニングなど金鉱株が急伸。以下は、バリック・ゴールドの株価の推移です。
バリック・ゴールド 週足(出所:Bloomberg)
バリック・ゴールドは、3月の12.65ドルの安値から8月18日(火)の高値である31.22ドルまで急騰。わずか5カ月で約2.5倍に暴騰しており、その上昇は、すさまじいものがあります。
■金鉱株急騰の裏にウォーレン・バフェットあり!? そして、この金鉱株の暴騰の裏には、ご存知、ウォーレン・バフェット氏がポートフォリオにバリック・ゴールドを加えたことが影響しているようです。
金鉱株が軒並み上昇、バフェット氏のバリック組み入れを好感
出所:Bloomberg
ウォーレン・バフェット氏がバリック・ゴールドをポートフォリオに組み込んだことが、金鉱株の暴騰に影響したようだ (C)Bloomberg/Getty Images
そもそも、バフェット氏はゴールドが嫌いです。
「金の塊は、腰掛くらいにはなるんじゃないか?」とまで言い放ったと言われています。
そのバフェット氏が金鉱株の代表ともいえる、バリック・ゴールドに投資したことがマーケットに驚きをもって迎えられたわけです。
では、バフェット氏の…