ユーロ/円などの押し目買いを狙いたい! 今後は円売りポジションを考えた方が良い

■新型コロナウイルスの感染拡大から、もう半年… 新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、もう半年が過ぎようとしています。
 これまで、全世界での感染者は約2070万人。感染者数世界第1位の米国では520万人を超え、日本でも東京圏が中心だった感染者が全国に広がり、直近では5万2000人以上となっていますが、この半年は長かったような短かかったような、何とも不思議な気分です。
(出所:TradingView)
■崩れない金融市場。異常な状態をうまく当局が演出 さて、この1週間で改めて感じたことがあります。それは、やはり世界中でお金が余っているということです。
 ですから、どれだけ新型コロナウイルスの感染が拡大しても、景気が落ち込んでも、金融市場は崩れません。これに尽きると思います。
 言い方を変えれば、各国の政府も中央銀行もうまくやっているということです。
 普通に考えれば、景気が大きく後退すると株価も下がるし、商品市場も低迷します。
 しかし、今はそうなりません。異常な市場です。その異常な状態をうまく当局が演出しているということになります。
 コロナ対策の大義名分のもと、MMT(現代貨幣理論)という経済理論にもあるように、まさに、当局がお金を無尽蔵に供給している過剰流動性相場が続いている状況です。
【参考記事】
●コロナバブルが当面、弾けない理由とは? ドル/円・クロス円は反動狙ってエントリー(6月4日、今井雅人)
●新型コロナ対策の補正予算は巨額! リスクは円安方向。ユーロ/円は長期の大底形成中か(6月3日、志摩力男)
 そのことが理解できないと、恐らく相場もわからないでしょう。
 実際に、NYダウも、日経平均もコロナ前の水準に、ほぼ戻ってしまっています。
NYダウ 日足(出所:TradingView)
日経平均 日足(出所:TradingView)
 これからの展開を考えるにあたっても、この状態は崩れないという前提で相場を見る必要があります。
 そうなると、まず言えることは…

参照元:ザイFX! 今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

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