米ドル/円の下落は米国株の反落で鮮明に! 景気後退の影響を目にするのはこれから…
2020-07-16
今月(7月)に入って、米カリフォルニア州では新型コロナウイルス感染者数が拡大していますが、ニューソム知事は13日(月)、州全域でバーの営業やレストラン、映画館、動物園、美術館などの屋内営業を禁止すると発表。
また、州内最大の2学区は、新学期に対面授業を再開しない方針を明らかにしました。
さらには、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な30の郡については、教会、ジム、美容院などの閉鎖も命じた模様です。
カリフォルニア州では、入院患者数も再び増加して懸念が高まっています。
新型コロナウイルスの感染者数拡大は、カリフォルニア州だけではありません。
7月12日(日)、フロリダ州では1日の感染者が1万5000人超となり、州別の1日あたりの最多を記録。ただし、感染者数が拡大する中、オーランドのテーマパーク「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」は11日(土)、一部営業を再開しています。
こうした中、デルタ航空は、一部路線の再開計画を取りやめたと発表。
その理由には、新型コロナウイルス感染者数の拡大で、旅行需要が失速したことを挙げています。
(出所:Worldometerのデータを基にザイFX!編集部にて作成)
■米国政府と米金融当局の対応が米国株を支える このように、カリフォルニア州を中心に、米国経済のリスタートは大幅に後退。
しかし、米国株は続伸中です。
7月15日(水)の米国株式相場は、景気敏感株を中心に買いが入り、NYダウは4営業日続伸。
NYダウ 日足(出所:Bloomberg)
これには、新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が大きく影響しているようです。
そして、米国政府と米金融当局の速やかな対応が米国株を支えています。
しかし…