マイナス金利導入も? 注目は主要中銀の 金融政策。豪ドルは押し目買いの好機か

■マーケットは主要中銀の金融政策の行方に注目 みなさん、こんにちは。
 マーケットの注目は、引き続き、新型コロナウイルスの収束ではありますが、今週(5月11日~)は、主要中央銀行の金融政策の行方も大きな話題となっています。
 まず、RBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])。
 5月13日(水)、RBNZの金融政策決定会合が開催されました。
 政策金利は、0.25%に据え置きとなっています。
(出所:Bloombergのデータを基にザイFX!編集部にて作成)
 ただし、QE(量的緩和策)の一貫として導入した、資産買い入れの規模を倍に。加えて、将来的なマイナス金利の可能性を示唆しました。
 オア総裁は、「マイナス金利の活用も検討していく。ただ、こうした選択肢を使う必要がないことが望まれる」としています。
 個人的に、私が豪ドル/米ドルに対して強気な理由としては、RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])がマイナス金利に対して積極的ではないことが挙げられます。
 豪州とニュージーランドの中央銀行が掲げる、金融政策のスタンスの相違から為替を考えてみると、RBAはタカ派であり、RBNZはハト派なので、豪ドル/NZドルは上昇ということになります。
豪ドル/NZドル 日足(出所:Trading View)
 豪ドル/NZドルについては、米大手銀行のゴールドマン・サックスがロングを推奨しているようです。
 本稿執筆時点で、豪ドル/NZドルは1.0760NZドル。ゴールドマン・サックスは1.1200NZドルをターゲットとしているようです。
豪ドル/NZドル 週足(出所:Trading View)
 その米国ですが…

参照元:ザイFX! 西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

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