昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/30 火)
2018-10-30
------------10/29ドル円相場--------------------------
アジア株の軟調推移を凌いで、欧州市場で上昇。ダウが高寄りし、米長期金利が上昇する中、112.561円まで上値を伸ばした。しかし、米国が追加対中関税を検討との報道を受けて米株が崩れると112.10円台へ押し戻されるなど神経質な展開に。それでも、米長期金利の高止まりを支えに112.30円台に持ち直してクローズ。
OP111.863 HI112.561 LO111.777 CL112.354
-----------10/29主な出来事---------------------------
18:00 「メルケル独首相、12月の党首選に出馬しない意向」
「メルケル氏、独首相として引き続き任期を全うする用意」
21:30 (米) 9月個人所得(前月比) +0.2%
前回+0.3%(0.4%)
予想+0.4%
(米) 9月個人消費支出(PCE)(前月比) +0.4%
前回+0.3%(0.5%)
予想+0.4%
21:30 (米) 9月PCEコア・デフレーター(前年比)+2.0%
前回+2.0%
予想+2.0%
28:10 「11月に予定されている米中首脳会談で貿易面の対立を緩和できない場合に備え、米国は追加の対中関税賦課を計画している」
---------10/29株式・債券・商品-----------------------
日経平均 21149.8▼34.80
豪ASX 5728.155 △62.996
上海総合 2542.103 ▼56.744
英FT 7026.32△86.76
独DAX 11335.48△134.86
NYダウ 24442.92▼245.39
日10年債利回り 0.1100%▼0.0030
豪10年債利回り 2.568%▼0.028
英10年債利回り 1.399%△0.016
独10年債利回り 0.377%△0.025
米2年債利回り 2.8164%△0.0101
米10年債利回り 3.0849%△0.0094
NY原油 67.04 ▼0.55
NY金 1227.60▼8.20
------------10/30きょうの注目材料---------------------
<国内>
08:30 9月完全失業率
08:30 9月有効求人倍率
<海外>
09:30 9月豪住宅建設許可件数
15:30 7-9月期仏GDP速報値
17:00 10月スイスKOF景気先行指数
17:55 10月独雇用統計
19:00 7-9月期ユーロ圏GDP速報値
19:00 10月ユーロ圏消費者信頼感指数
22:00 10月独消費者物価指数・速報値
22:00 8月米ケース・シラー住宅価格指数
22:30 プラートECB専務理事、講演
23:00 7-9月期メキシコGDP
23:00 10月米消費者信頼感指数
23:10 ラウテンシュレーガーECB専務理事、講演
29:00 ゼネラル・エレクトリック(GE)7-9月期決算
------------10/30きょうのひとこと---------------------
米中貿易戦争懸念再燃で米国株が反落(+350ドルから-560ドルへ最大900ドル超反落)した動きを朝になって確認したのですが、ドル円はあれでよく112円台を維持したものだと感心させられました。ただ、思い返せば、貿易戦争(関税強化)はインフレ押し上げに繋がるため、米長期金利と米ドルの上昇要因という評価でしたから、昨日については株の下落よりも金利の上昇に追従したという事なのでしょう。
本日もよろしくお願いします。
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参照元:外為どっとコム総合研究所