111円台に機関投資家の大量の買いが!? 日銀展望レポートでなぜ円高懸念は低下?

■株式市場は落ち着きを取り戻したが… この1週間を見ると、それまで不安定な動きを見せていた各国の株式市場も、徐々に落ち着いてきました。しかし、先週のコラム(10月26日)でも予想したとおり、急激に回復するという動きにもなってはいません。
【参考記事】
●世界的株安でも米ドル/円はなぜしっかり? 米ドル高鮮明に。111円台は買い方針で!(10月26日、今井雅人)
NYダウ&独DAX&日経平均 日足(出所:Bloomberg)
 当面は、現状の水準近辺での上げ下げが続く、という見方を依然として維持しておきたいと思います。
■米ドル/円の押し目買いはしっかりワークする こうした株式市場の動きに伴って、為替市場も、比較的落ち着いた動きにはなっています。そのなかで、1つだけはっきりしていることは、全体的な米ドル高傾向です。
米ドルVS世界の通貨 日足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
 その背景については、先週のコラム(10月26日)でお話ししたとおり、米国の金利上昇などが挙げられます。そしてその後、先週(10月22日~)から今週(10月29日~)にかけて、特段変化したことはありません。
【参考記事】
●世界的株安でも米ドル/円はなぜしっかり? 米ドル高鮮明に。111円台は買い方針で!(10月26日、今井雅人)
 今後も何か不測の要因が出てこなければ、大きな流れは米ドル高傾向というなかでの動きになっていくでしょう。
 この1週間(10月26日~11月1日)で、米ドル/円は一時、111円台まで米ドル安​・円高が進む局面がありました。しかし、その水準では、日本の機関投資家などからの米ドル買いが大量に出てきています。
米ドル/円 4時間足(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
 こうした買いは、米ドル/円の下値をしっかりと支えます。米ドル/円の押し目買いという戦略は、今後ともしっかりワークすると考えています。
 さらに、日銀の動向にも注目が…

参照元:ザイFX! 今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です