米ドル全面高は一段と進行。一方、円安のリードは曖昧に 今週(11月22日~)に入って以降、相場に大きな「異変」があった。米ドル全面高が一段と進行したことだ。そもそも、米ドル全面高はずいぶん進行してきたから、今さら指摘することはないと思われるが、従来の円安のリードがずいぶん曖昧になってきたところは、やはり特筆しておきたい。
なにしろ、FRB(米連邦準備制度理事会)議長の続投で米ドル高のスピードが一段と加速し、米ドル/円はいったん115円の心理的大台を突破した。にもかかわらず、主要クロス円(米ドル以外...