昨日のドル円相場ときょうのひとこと(8/11 金)

  
0811.PNG 
 
----------8/10ドル円相場概況---------------------
 
OP 109.994
HI 110.177
LO 109.152
CL 109.212
 
東京市場は、3連休前の手控えムードが強く110円ちょうどを挟んでもみ合う方向感なき展開。欧州市場に入ると、一日遅れで北朝鮮リスクを意識した株安が進む中、円買いが優勢となり109.70円台へと軟化。NY市場では米生産者物価指数の下ブレをきっかけにドル売りが活発化。さらに、米朝間の緊張を嫌気して米国株が下げ足を速めると109円台前半へと続落。午後も断続的に売りが出て、6月14日以来の安値となる109.152円まで下値を切り下げた。
 
-----------8/10主な出来事----------------------------
 
06:00(NZ) RBNZオフィシャル・キャッシュレートを1.75%に維持
・金融政策はかなりの期間緩和的であり続けるだろう
・多くの不確実性が残っており、政策を調整する必要がある可能性
・為替レートは5月の声明以来上昇した
・NZドル安は貿易財インフレを引き上げ、よりバランスのとれた成長を実現するために必要
・6月期のCPIは緩やかだが目標レンジの範囲内
・長期的なインフレ期待は2%付近で定着したまま
・インフレはより高い燃料価格と食糧価格の影響がなくなるため、今後の四半期で低下する可能性が高い
 
07:00 ウィーラーRBNZ総裁
・今後数年で3%以上の成長を予想
・住宅価格インフレの鈍化は喜ばしい
・金利について依然として非常に中立
・NZドルの下落が望ましい
・為替介入は常にRBNZに開かれている
・インフレ率を2%に戻すために利下げは必要ない
・デフレのリスクは見当たらない
 
 
08:50(日) 6月機械受注 (前月比)-1.9%
前回-3.6%
予想+3.6%
 
17:30(英) 6月鉱工業生産 (前月比)+0.5%
前回-0.1%
予想+0.1%
 
17:30(英) 6月製造業生産 (前月比)0.0%
前回-0.2%→-0.1%
予想0.0%
 
17:30(英) 6月貿易収支-127.22億GBP
前回-118.63億GBP→-113.06億GBP
-110.00億GBP
 
21:30(米) 新規失業保険申請件数24.4万件
前回24.0万件→24.1万件
予想24.0万件
 
21:30(米) 7月生産者物価指数 (前月比)-0.1%
前回+0.1%
予想+0.1%
(米) 7月生産者物価指数 (前年比)+1.9%
前回+2.0%
予想+2.2%
 
(米) 7月生産者物価指数 (コア:前年比)+1.8%
前回+1.9%
予想+2.1%
 
21:30(加) 6月新築住宅価格指数 (前月比)+0.2%
前回+0.7%
予想+0.5%
 
27:00(メキシコ) メキシコ中銀政策金利を7.00%に維持
 
23:00 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁
・インフレは中期的に2%目標に向けて上昇へ
・経済は緩やかな成長トレンド継続すると想定
・緩やかな賃金成長は生産性の低下を反映
・ドルは軟調。輸入物価に影響するだろう
 
28?:30 トランプ米大統領 
・北朝鮮に対する「炎と怒りに直面する」との警告について「十分に強硬でなかった」可能性がある
 
------------8/10株式・債券・商品----------------------
 
日経平均 19729.74(▼8.97)
上海総合3261.75(▼13.82)
 
英FT 7389.94(▼108.12)
独DAX12014.30(▼139.70)
 
NYダウ21844.01 (▼204.69)
 
日10年債0.055% (▼0.005)
豪10年債2.593% (▼0.064)
英10年債1.082% (▼0.027)
独10年債0.415% (▼0.013)
米2年債 1.325% (▼0.014)
米10年債2.198% (▼0.050)
 
NY原油 48.59ドル (▼0.97)
NY金 1290.10(△10.80)
 
--------8/11きょうの注目材料-------------------------
 
<国内>
山の日の祝日で休場
 
<海外>
08:30   ロウRBA総裁、豪下院委員会に出席
15:00   7月独卸売物価指数
15:00   7月独消費者物価指数・改定値
15:45   7月仏消費者物価指数・改定値
15:45   4-6月期仏非農業部門雇用者数速報値
21:30   7月米消費者物価指数
22:40   カプラン米ダラス連銀総裁、講演
24:30   カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演 
 
 
--------8/11きょうのひとこと------------------------
 
一昨日の段階ではそこまで深刻視されていなかに見えた北朝鮮問題でしたが、昨日になって(欧州市場以降に)急速に警戒感が高まる事になりました。北朝鮮リスクに対してマーケットがどこまで本気になるか定かではありませんが、本日は山の日で東京休場とあって、円高進行を警戒する必要があるのでしょう。NY市場で発表される米CPIにも注目が集まっています。
 
本日もよろしくお願いいたします。
 
 
 

参照元:外為どっとコム総合研究所

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