
この記事の要点
- コベイシ・レター、BTCのQ3上昇率43.1%と報告
- 現物ETF年初来フローがプラス転換、強気相場入りの見方
まずはビットコイン(BTC)を詳しく
ビットコインQ3急騰、新たな強気相場へ
金融分析メディアThe Kobeissi Letter(コベイシ・レター)は2026年9月30日、ビットコイン(BTC)が第3四半期(Q3)に43.1%上昇し、2024年Q4以来となる四半期ベースの高パフォーマンスを記録する見通しを示しました。
同レターの四半期データでは、ビットコインはQ1に22.1%、Q2に14.1%下落したものの、Q3には大きく反発し、2024年1月に米国で現物ビットコインETFの取引が始まって以降で3番目に高い上昇率となる見通しです。
同レターによると、8月19日に米財務省が長期国債の買い戻し規模拡大を発表して以降、ビットコインは29.8%上昇しました。
価格上昇と並行して現物ビットコインETFへの資金流入も回復し、9月25日までの1週間には約24億ドル(約3,780億円)の純流入を記録して、2025年10月以来最大の週間流入額となっています。
コベイシ・レターはこうした一連の市場動向を報告した上で、仮想通貨市場が新たな強気相場に入ったとの見方を示しています。
BREAKING: Bitcoin is up +43.1% so far in Q3 2026, on track for its best quarterly performance since Q4 2024.
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) September 29, 2026
This would also mark their 3rd-best quarterly gain since US spot Bitcoin ETFs officially began trading in January 2024.
Since August 19th alone, Bitcoin prices have… pic.twitter.com/lfZ3a8vHGp
ビットコインは2026年第3四半期(Q3)に入ってから43.1%上昇しており、2024年第4四半期(Q4)以来となる高い四半期上昇率を記録する見通しです。
また、2024年1月に米国の現物ビットコインETFの取引が正式に始まって以降、四半期ベースでは3番目に大きな上昇率となる見込みです。
「仮想通貨市場は新たな強気相場」に入っています。
ティマー氏「BTC強気相場が進行中」
米財務省の買い戻し倍増とETF資金急回復
米国債買い戻し上限倍増、9月9日から適用
米財務省は8月19日、長期国債のうち10年〜20年、20年〜30年の年限を対象とする流動性支援の買い戻しについて、1回あたりの上限を20億ドル(約3,150億円)から少なくとも40億ドル(約6,300億円)へ引き上げると発表しました。
買い戻し規模を倍増した理由について、財務省は長期の年限で市場参加者からの底堅い需要が続き、質の高い売却申し込みが継続的に集まっていることを挙げています。
拡大後の上限は9月9日から今四半期末にあたる11月4日まで適用され、長期国債を対象とした買い戻しが従来より大きな規模で実施されています。
その後の買い戻し規模については、11月4日に予定する次回の四半期定例入札(リファンディング)で改めて公表する方針を示しました。
BTC現物ETF資金が急回復、年初来プラスに
SoSoValueの集計では、9月25日までの1週間にブラックロックのIBITへ約12億ドル(約1,890億円)、フィデリティのFBTCへ約7億ドル(約1,100億円)が流入しています。
週間流入が急増するなか、9月21日には単日で約9.99億ドル(約1,570億円)が流入し、SoSoValueの集計で2025年10月以来の高水準を記録しました。
7月末時点で約50億ドル(約7,870億円)のマイナスだった2026年の年初来フローは、足元で約10億ドル(約1,570億円)のプラスへ転じたとコベイシ・レターは報告しています。
7月末からの振れ幅は約60億ドル(約9,440億円)に達し、現物ビットコインETFを巡る資金の流れが約2か月で大きく反転しました。
365日線を上抜け、強気転換シグナル点灯
資金面での回復が進むなか、オンチェーン分析企業CryptoQuantは9月22日、ビットコインが365日移動平均線(約80,500ドル付近)を2023年3月以来初めて上回ったと報告しました。
同社はこの指標について、過去のサイクルでも強気転換を示してきた水準だと指摘しています。
同社のフリオ・モレノ調査責任者は今回の上抜けを「過去のサイクルで強気相場の開始を示してきた決定的なテクニカルシグナルだ」と評し、365日移動平均線の回復は2023年3月以来だと述べています。
BTC「5度目の強気シグナル」
短期過熱感も浮上、強気相場入りの真価はQ4次第
コベイシ・レターが仮想通貨市場の新たな強気相場入りとの見方を示す一方、オンチェーン分析企業CryptoQuantは、足元のビットコイン市場で短期的な過熱感が高まっていると分析しています。
同社によると、強気度を示すブルスコアは強気圏の90点に達する一方、短期保有者の含み益率は約21か月ぶりの高水準まで上昇しており、利益確定売りが出やすい局面に入っています。
調整が生じた場合に意識される支持線として、同社は365日移動平均線の約80,000ドル、200日移動平均線の約71,000ドル、トレーダーのオンチェーン実現価格の約67,000ドルの3水準を挙げています。
コベイシ・レターがビットコインの29.8%上昇とあわせて取り上げた米財務省の国債買い戻しについては、11月4日の四半期定例入札で次回の規模が改めて公表される予定となっています。
短期的な過熱感も意識されるなか、同社が示した「新たな強気相場」との見方に沿う価格上昇やETFへの資金流入がQ4も続くかに関心が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.74 円)
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Source:コベイシ・レターX投稿
サムネイル:AIによる生成画像






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