ブロックワークスがメッサリ買収、暗号資産データ基盤を統合へ

オンチェーン資産の情報基盤構築目指す

オンチェーン資本市場向けのデータ・IR基盤を展開するブロックワークス(Blockworks)が、暗号資産(仮想通貨)データおよびマーケットインテリジェンス企業の「メッサリ(Messari)」を買収したことを6月12日に発表した。

ブロックワークスは今回の買収について、暗号資産業界で分断されているデータおよび情報分野の統合を進める取り組みの一環だと説明している。

発表によると、ブロックワークスはオンチェーン資産の発行体向けに情報開示やIRサービスを提供してきた。

一方のメッサーリは2018年創業の暗号資産データ企業だ。同社は40,000超の暗号資産データをカバーしており、各種市場データやリサーチ情報を提供している。また、同社のAPIは投資ファンドや取引所、開発者などに利用されている。

ブロックワークスは、AIエージェントの活用が進む中で、データやAPIへのアクセスの重要性が高まっているとの認識を示した。同社は、「エージェントはアクセスできるデータや利用できるAPIの範囲によって性能が左右される」と説明している。

また同社は、暗号資産市場について、機関投資家の参入や規制整備が進む中で、発行体による情報開示や投資家向け情報提供、規制対応、資産監視などの基盤が必要になっていると述べている。

ブロックワークスは、今回の統合により、リサーチ、ダッシュボード、API、デューデリジェンスツール、監視システム、格付け、コンプライアンス機能、自動化ワークフローなどの提供を強化する計画だ。また、両社はオンチェーン資産の発行体と、それらを分析する投資家や取引所、規制当局、AIエージェントをつなぐ情報基盤の構築を目指すとのことだ。

なお、ブロックワークスは今年4月、企業評価額1億9,200万ドル(約307億円)でシリーズAラウンドの追加資金調達を完了している。同社は当時、データ事業、オンチェーン事業者向けIRプラットフォーム「ブロックワークスIR(Blockworks IR)」、および情報開示フレームワーク「トークン・トランスペアレンシー・フレームワーク(Token Transparency Framework:TTF)」を主力事業として展開していると説明していた。

また同社は4月の発表で、暗号資産市場について「断片化されたデータや統一されていない開示情報が課題になっている」との認識を示していた。今回のメッサーリ買収は、そうしたデータ基盤の強化を進める取り組みとして位置付けられている。

参考:ブロックワークスプレスリリース
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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