メッサーリCEO交代、人員削減も実施。AI重視の戦略転換か

MessariでCEO交代と人員削減

ブロックチェーン関連のリサーチおよびデータ提供を行うメッサーリ(Messari)のCEOエリック・ターナー(Eric Turner)氏が退任し、CTOのディラン・リー(Diran Li)氏が後任として就任したことが3月17日に明らかになった。あわせて同社は人員削減も実施した。

メッサーリは2018年に設立された暗号資産(仮想通貨)分野のリサーチ企業で、市場データの提供や分析レポートの発行などを行っている。

ターナー氏は自身のXアカウントで「本日、メッサーリのCEOを退任し、ディランに引き継いだ」と述べ、「簡単な決断ではなかったが、会社の次の段階にとって正しい判断であり、彼を全面的に支持している」と説明した。ターナー氏は今後、アドバイザーとして同社を支援するという。

また同氏は人員削減が行われたことも明らかにした。削減人数の詳細は公表されていない。

リー氏も自身のXアカウントでCEO就任を発表し、「エリックおよび取締役会との話し合いを経て、これは会社の次の章にとって正しい一歩であると判断した」と述べた。さらにリー氏は、「この移行には難しい決断も含まれており、現在のメッサーリを築いてきた多くのチームメンバーと別れることになった」と説明している。

今回の体制変更についてはメッサーリがAIを重視した企業へ転換する動きである可能性がある。リー氏は今後、機関投資家向けにリサーチやデータ提供にAIを活用したプロダクトの提供を進める方針を示している。また同社は、データレイヤーを自律型のAIエージェントに開放し、AIエージェントが暗号資産ウォレットを通じてデータを取得し、対価を支払える仕組みの構築にも取り組んでいるという。

なお、今年に入り暗号資産関連企業では人員削減や組織再編の動きが相次いでいる。

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2「オプティミズム(Optimism)」の開発を手がけるOPラボ(OP Labs)は3月、チームの一部メンバーとの契約終了を明らかにした。同社は、この判断について「資金面ではなく、注力領域の絞り込みによるもの」と説明している。

また米暗号資産取引所ジェミナイ(Gemini)は2月、従業員削減を含む新方針「ジェミナイ2.0(Gemini 2.0)」を発表した。同社はAI活用による生産性向上を背景に組織規模を縮小しつつ、予測市場および米国市場への集中を進める方針を示している。

さらに米フィンテック企業ブロック(Block)も、人事評価プロセスの一環として従業員の最大10%を削減する可能性があると2月に「ブルームバーグ(Bloomberg)」が報じている。

画像:PIXTA

関連ニュース

参照元:ニュース – あたらしい経済

コメント

タイトルとURLをコピーしました