マイケル・セイラー氏「ビットコイン購入継続中」ストラテジーのBTC売却説を完全否定

ストラテジー社のBTC売却説「事実無根」

米上場企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー)の共同創設者で会長のマイケル・セイラー氏は2025年11月14日、同社のビットコイン(BTC)売却に関する噂を明確に否定しました。

セイラー氏は自身のX(旧Twitter)で「この噂に真実はない」と述べ、ストラテジー社はビットコインを売却しておらず、むしろ引き続き購入していると強調しています。

この噂には何の真実味もない。

同氏は米CNBCのインタビューで「我々はビットコインを購入している。次の購入分は月曜(17日)に報告する」と述べ、購入ペースが加速していることも明らかにしました。

セイラー氏はこれらの発言を通じて、長期的なビットコイン投資姿勢に揺らぎがないことを示しています。

ビットコイン売却説否定と買い増し継続表明

Arkham指摘が波紋、市場に誤解広がる

今回の売却説はブロックチェーン分析企業Arkhamが指摘した大量のビットコイン移動に端を発しています。

Arkhamのオンチェーン・データでは、ストラテジー社関連とされるウォレットから約4万3,000 BTC(42.6億ドル/6,600億円相当)が移動したことが観測され、これが市場で「同社が保有BTCの一部を売却したのではないか」との憶測を呼びました。

しかし、これらの数字はウォレット間の移動を示しただけで、内部ウォレットやカストディ間の移管など売却以外の要因による動きだった可能性も指摘されています。

オンチェーンの数字だけでは売却か単なる移動か判断できず、事実確認が十分でないまま誤解が広まる結果となりました。

セイラー氏が噂を否定、長期保有継続を強調

セイラー氏はこうした憶測に対し、自身のXアカウントで即座に否定声明を投稿しました。同氏は「この噂に真実はない」と投稿し、売却説が事実無根であることを明言しました。

さらに、出演したCNBCの番組内でもストラテジー社はビットコインを一切売却していないことを強調しています。

同氏は「我々は購入を継続しています」と述べ、売却説を否定したうえで足元の価格下落局面でも買い増しの姿勢を崩していないことを明らかにしました。

また、ビットコイン価格が一時9万5,000ドルを割り込む急落局面についても、セイラー氏は「ボラティリティは織り込み済みであり、少なくとも4年の長期目線ではビットコインは一貫して有望だ」と述べ、短期的な値動きに左右されない長期投資方針を改めて強調しました。

ストラテジー社、保有BTC総額が株式時価総額を上回る

ストラテジー社は今回の売却噂を否定するとともに、SEC(米証券取引委員会)への報告書で示された通り、ビットコインの追加取得も継続しています。

同社がSECに提出した最新の報告書によると、11月初旬(11月3日~9日)にかけて約4,990万ドル(約77億円)を投じて487 BTCを追加取得したことが明らかになりました。

この期間の平均取得単価は1 BTCあたり102,557ドルであり、今回の追加取得により同社の保有残高は合計641,692 BTCに達しています。

市場ではストラテジー社のビットコイン保有額(約6.23兆円相当)が株式時価総額を上回る状況が注目され、長期戦略としての同社の動向にも関心が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=154.55 円)

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Source:マイケル・セイラー氏X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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