シャープリンクゲーミング、イーサリアムL2「リネア」上で2億ドル相当のETH運用へ

SharpLink GamingがLineaでETH運用へ

米ナスダック(Nasdaq)上場シャープリンクゲーミング(SharpLink Gaming:以下、シャープリンク)が、自社保有の2億ドル(約304億円)相当のイーサリアム(ETH)をリネア(Linea)上で運用予定であると10月28日に発表した。

リネアは、米コンセンシス(ConsenSys)がzkp(ゼロ知識証明)を用いて開発したレイヤー2スケーリングソリューション。同ソリューションは2023年7月にメインネットローンチし、今年9月10日にネイティブトークン「LINEA」をローンチした。

今回のシャープリンクによるリネア上でのイーサリアムの運用は、コンセンシスとの連携のもと実施されるとのこと。この連携により、シャープリンクは複数年にわたりイーサリアムをリネア上での運用に割り当てるという。

なお、イーサリアムの運用はシャープリンクの適格保管機関(カストディアン)「アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)」によるカストディ保護と、機関レベルのリスク管理のもと実行される。

またシャープリンクは、リネア上の機関投資家向けインフラを活用し、オンチェーン利回りの最適化も図るとのこと。

利回りは、イーサリアム(Ethereum)のネイティブ利回り、アイゲンクラウド(EigenCloud)の自律検証可能なサービス(Autonomous Verifiable Services:AVS)に伴うリステーキング報酬、そしてリネアとイーサファイ(ether.fi)による直接的なパートナー報酬が統合された構成で運用されるという。この構成によりシャープリンクは、ETH建てのリスク調整後リターンを獲得できるとのこと。

さらにシャープリンクとコンセンシスは、オンチェーンでの資金調達、プログラム可能な流動性ツール、トークン化株式戦略といった新たなモデルの開拓を目指すとしている。

メディア「ディクリプト(Decrypt)」は9月6日、シャープリンクが自社保有する36億ドル(当時約5,302億円)相当のイーサリアムの一部を、リネア上でステーキングする計画を進めていると報じた。

報道によれば、シャープリンク共同CEOジョセフ・チャロム(Joseph Chalom)氏はディクリプトに対し、「同社のトレジャリー(財務資産)は現在、保管機関のアンカレッジ(Anchorage)とコインベース(Coinbase)を通じて、保有資産のほぼ全額をステーキングしている」と説明。その上で今後はより高い利回りを求め、ステーキング手段を多様化していく意向を示した。

参考:シャープリンクゲーミング
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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