中国証券当局、香港RWA事業者に一時停止要請か=報道

中国当局が香港RWA事業者に停止要請か

中国証券監督管理委員会(CSRC)が一部の中国系証券会社に対し、香港での実世界資産(RWA)トークン化事業を一時停止するよう非公式に要請したようだ。「ロイター(Reuters)」が関係者の話として9月23日に報じた。

RWAのトークン化は、株式、債券、ファンド、不動産などの資産をブロックチェーン上のデジタルトークンに変換する仕組み。ここ数か月、香港では複数の中国系証券会社がこの分野に参入していた。

報道によると、少なくとも2社の大手証券会社がCSRCから停止要請を受けたという。関係者の一人は、今回の規制措置は新規事業におけるリスク管理を強化し、企業が掲げる事業内容が実態に裏付けられているかを確認する狙いがあると説明したという。

香港は過去1年でデジタル資産ハブ化を推進し、バーチャル資産取引や投資助言、運用サービスの整備を進めている。一方、中国本土は2021年に暗号資産(仮想通貨)取引やマイニングを禁止して以降、慎重な姿勢を崩していない。

なお、8月には中国政府が人民元に連動したステーブルコインの発行承認を検討していることが「ロイター」より報じられている。中国の内閣に相当する国務院が人民元の国際的利用拡大に向けたロードマップを策定し、その一環としてステーブルコイン推進を盛り込む可能性があるという。

 

参考:ロイター
画像:PIXTA

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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