
BTC現物ステーキングETPが英LSEに上場
ヴァラー・デジタル・セキュリティーズ(Valour Digital Securities:以下、ヴァラー)発行のビットコイン(BTC)ステーキングETP(上場投資商品)が、英ロンドン証券取引所(LSE)に上場した。ヴァラーの親会社、ディファイテクノロジーズ(DeFi Technologies)が9月18日に発表した。
このETPの名称は「1Valour Bitcoin Physical Staking(1VBS)」。ビットコインに100%裏付けられているとのこと。基盤となるビットコインは常にETP指定ウォレット内に保管され、短期間のロックアップ期間が設けられているという。
同ETPのビットコインは、EVM互換のレイヤー1ブロックチェーン「コアチェーン(Core Chain)」上のバリデータにデリゲート(委任)されることで、利回りとなるCOREトークンが生成される。同トークンはビットコインに変換され、ETPのNAV(純資産価値)としてETPウォレットに毎日加算されるとのこと。
なお1VBSは、昨年11月にドイツのフランクフルト証券取引所の電子取引市場であるゼトラ(Xetra)に上場しており、LSEで取り扱いは2取引所目になる。
ちなみにETP裏付けのビットコインのカストディは、暗号資産などのデジタル資産の保管サービスを提供するコッパー(Copper)が担い、機関投資家向けのコールドストレージで保管されているとのこと。
さらに同ETPには、年率1.4%のステーキング利回りがNAV(純資産価値)に日次で反映されるという。
ちなみにディファイテクノロジーズは9月16日、現地通貨建てステーブルコインの開発を手がけるコンチネンタルステーブルコイン(Continental Stablecoin)に戦略的投資を行うと発表した。この投資は、ナイジェリアを中心にアフリカでのナイラ建てステーブルコイン「cNGN」の開発と普及促進が狙いとのことだ。
参考:ディファイテクノロジーズ
画像:iStocks/LongQuattro・jauhari1
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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