Skybridge Capital、3億ドル規模のヘッジファンドをアバランチ上でトークン化へ

Skybridge CapitalがAvalanche上でトークン化へ

米投資会社スカイブリッジキャピタル(Skybridge Capital)のヘッジファンドにおける3億ドル(約442億円)相当の資産が、レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」上でトークン化される予定だ。アバランチの公式ブログで8月19日に発表された。

この取り組みは、トークン化プラットフォームのトークニー(Tokeny)および、その親会社エイペックスグループ(Apex Group)との連携により実現されるとのこと。エイペックスグループは、3.5兆ドル(約516兆円)超の資産を扱うグローバル金融サービスプロバイダーだ。

トークン化の対象となるのは、デジタルマクロマスターファンド(Digital Macro Master Fund)」と、リージョンストラテジーズ(Legion Strategies)の2つのヘッジファンドとのこと。

デジタルマクロマスターファンドは、米証券取引委員会(SEC)によって証券と見なされていない暗号資産(仮想通貨)への投資を専門とするファンド。

またリージョンストラテジーズは、スカイブリッジのベンチャーファンドや暗号資産ファンドを含む他の投資ビークルで構成されたファンド・オブ・ファンズ型のファンドだ。ファンド・オブ・ファンズ型とは、複数の投資信託をまとめて1つの投資信託として運用することを指す。

スカイブリッジキャピタルの創業者アンソニー・スカラムッチ(Anthony Scaramucci)氏が米経済誌フォーチュン(Fortune)に語ったところによると、同社が今回投じる金額は運用資産全体の約10%に相当するという。

スカイブリッジキャピタルは、両ヘッジファンのトークン化にあたり、エイペックスグループ提供のプラットフォーム「デジタル3.0(Digital 3.0)」上の運用インフラを活用するとのことだ。なおトークン化には、イーサリアム(Ethereum)のトークン規格ERC-3643が活用されるという。

デジタル3.0は、ファンドの作成から発行、管理、流通まで投資ライフサイクル全体を単一のソリューションで提供できるプラットフォームとのことだ。

参考:アバランチ
画像:iStocks/Ket4up

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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