
Truth SocialとXRPの現物ETF判断を10月に延期
米証券取引委員会(SEC)が、「Truth Social Bitcoin and Ethereum ETF, B.T.」と「21Shares Core XRP Trust」に関する2つの申請について、それぞれの可否判断を延期した。SECが8月18日付の書類で明らかにした。
「Truth Social Bitcoin and Ethereum ETF, B.T.」は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領のSNS「トゥルースソーシャル(Truth Social)」の名を冠したETF(上場投資信託)だ。このETFは、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)およびイーサリアム(ETH)の現物価格に連動する複合型ETFとなる。
また「21Shares Core XRP Trust」は、スイス拠点の資産運用会社21シェアーズ(21Shares)が申請中の暗号資産エックスアールピー(XRP)の現物価格に連動するETFだ。
「Truth Social Bitcoin and Ethereum ETF, B.T.」の延期
「Truth Social Bitcoin and Ethereum ETF, B.T.」の申請について、SECは当初8月24日としていた最終判断期限を10月8日まで延期した。これは、規則変更案の告示から45日以内に判断が必要な初期審査段階において、最大90日までの延期が認められている。
米国の証券取引所NYSEアーカ(NYSE Arca)は6月24日、同ETFの上場を目的とした規則変更案「19b-4申請書(Form 19b-4)」をSECに提出。同案は7月10日に連邦官報で公開され、意見募集が行われた。
「21Shares Core XRP Trust」の延期
SECは「21Shares Core XRP Trust」の申請についても、当初8月20日としていた最終判断期限を10月19日まで延期した。こちらは同案件がすでに審査手続きに入っており、告示から180日以内に判断が必要な段階で、最大60日間の延長が認められている。
米国の証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)は2月6日、同ETFの上場を目的とした19b-4申請書を提出。なお2月12日に同申請書の修正版が再提出された。
そして、2月21日に連邦官報で公開され意見募集が行われた。その後5月20日にSECは、承認可否を判断するための審査手続きを開始した。
なおSECは8月14日、暗号資産ソラナ(SOL)の現物価格に基づくETF「Bitwise Solana ETF」と「21Shares Core Solana ETF」の申請についても可否判断を延期すると発表。延期は10月16日までとのことだ。
参考:Truth Social Bitcoin and Ethereum ETF, B.T.・21Shares Core XRP Trust
画像:PIXTA
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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