シャープリンクがイーサリアムを追加購入、共同CEOにブラックロック元幹部が就任

ETH戦略進める

米証券取引所ナスダック(Nasdaq)上場のシャープリンクゲーミング(SharpLink Gaming:以下シャープリンク)が、77,210ETH(約2億9,500万ドル相当)を追加購入した。オンチェーン分析プロバイダーのロックオンチェーン(Lookonchain)がアーカム(Arkham)のデータを引用し、7月28日に報告している。

ロックオンチェーンによれば、シャープリンクは現在約438,017ETHを保有しているという。時価にして約17億ドルに相当する。シャープリンクはスポーツベッティングやオンラインカジノ事業者向けのマーケティング支援を展開する企業。ETH保有量では世界最大級の上場企業とされ、7月15日にイーサリアム財団を凌ぐETH保有企業となった。なお、イーサリアム財団のETH保有枚数を超える企業としては、シャープリンクの他にビットマイン社(BitMine Immersion Technologies)がある。

また7月25日には、ブラックロック元幹部のジョセフ・チャロム(Joseph Chalom)氏が共同CEOとしてシャープリンクに加わったことが発表された。チャロム氏はブラックロックで20年以上デジタル金融のイノベーションを推進し、iShares Ethereum Trust(ETHA)の立ち上げなど複数のプロジェクトを主導してきた人物だ。

シャープリンクの会長であり、イーサリアム共同創設者かつコンセンシスCEOのジョセフ・ルービン(Joseph Lubin)氏は声明で「ジョセフのようにデジタル資産の機関投資家による採用を切り開き、これほど大きな影響力を持った経営者は世界でもほとんどいない。彼はブラックロックの戦略的な市場参入を先導してきた人物だ。シャープリンクに加わるという彼の決断は、当社のETHトレジャリー戦略と、イーサリアムがグローバルなデジタル経済に深く、そして変革的な変化をもたらすというビジョンを強力に裏付けるものだ」とコメントしている。

参考:発表
画像:iStock/NKTN

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参照元:ニュース – あたらしい経済

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