
シティグループが独自のステーブルコイン発行を検討中
米銀大手シティグループ(Citi group)CEOのジェーン・フレーザー(Jane Fraser)氏が、自行発行の「シティ・ステーブルコイン(Citi stablecoin)」を検討していると、7月15日に開催された第2四半期決算説明会のなかで明らかにした。同氏は 「特に注力しているのはトークン化預金分野であり、これは当行にとって大きなビジネスチャンスだ」と述べた。
フレーザー氏によれば、米国で融資規模第3位の同行は、ステーブルコインの準備資産(リザーブ)管理や暗号資産のカストディ(保管)サービス提供についても模索しているという。
シティグループ株は同日、ウォール街予想を上回る2025年第2四半期決算と、少なくとも40億ドル(約5,960億円)の自社株買い計画の発表を受け、2008年金融危機以来の最高値を一時付けた。
※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
Citigroup considers issuing its own stablecoin, CEO says
(Reporting by Lananh Nguyen in New York; Editing by Leslie Adler)
翻訳:大津賀新也(あたらしい経済)
画像:Reuters
関連ニュース
- テザーの米ドルステーブルコイン「USDT」、5つのブロックチェーンでの償還停止と凍結へ
- Ripple、ステーブルコイン「RLUSD」の主要カストディアンにBNYメロン起用
- 米ドルステーブルコイン、世界決済システムを不安定化させる恐れ=欧州資産運用アムンディ幹部
- 中国JD[.]comとアントG、オフショア人民元ステーブルコインの導入をロビー活動=情報筋
- ステーブルコイン市場成長、5,000億ドルにとどまる=JPモルガン予測
参照元:ニュース – あたらしい経済

コメント