
AIフュージョンがWeb3事業本格展開へ
東証スタンダード上場のAIフュージョンキャピタルグループ(以下、AIフュージョン)が、Web3事業を統括管理するための持株会社の設立と、暗号資産(仮想通貨)関連事業を展開する子会社ミライコインの商号変更および役員変更を決議したと7月15日に発表した。
今回の組織再編は、AIフュージョンが暗号資産やブロックチェーンに関するWeb3ビジネスへの事業展開を本格化するうえで行われた。
今回新設される持株会社は、AIフュージョンの100%子会社となるミライキャピタルホールディングス。そしてミライコインはミライウェルスマネジメントに商号変更する。ミライウェルスマネジメントは現在AIフュージョンの100%子会社だが、新設のミライキャピタルホールディングスの100%子会社となる予定だ。
ミライキャピタルホールディングスは、AIフュージョンキャピタルグループとして「暗号資産」や「ブロックチェーン」等を事業ドメインとするWeb3ビジネスの本格展開と加速するうえでの中核的な持株会社になるとのこと。
またミライウェルスマネジメントでは、保有暗号資産の運用事業を展開するほか、暗号資産の購入、レンディング事業、LPS 事業などを展開するとのことだ。
発表によるとミライキャピタルホールディングスおよびミライウェルスマネジメントの代表取締役社長には、国内暗号資産取引所OKJ運営のオーケーコイン・ジャパン元COOの八角大輔氏が選任されている。
またミライキャピタルホールディングスの取締役COOとして、国内暗号資産取引所ビットフライヤー(bitFlyer)のセールス部長であった佐々木秀貴氏が就いている。
そして取締役CSO・CMOには、SBIグループでWeb3ビジネスのコンサルティングサービスを提供するDeFimans(ディファイマンズ)でマネージングディレクターを務めた武田恭治氏が就いている。
なおAIフュージョンは今年5月、現在暗号資産交換業者のライセンス取得を進めているエデンの買収契約締結を発表している。同社は進捗に応じて買収しAIフュージョンのグループに参画する予定となっている。ちなみに八角氏はデジタルアセットマーケッツにて、武田氏はSBI VC トレードの立ち上げ時にて、暗号資産交換業者ライセンス取得を担当した経歴も持つ。
AIフュージョンは今年3月より暗号資産への投資を開始。同社は現在までにビットコインに3億円を投資し、24.63449278BTCを取得している。また4月には、暗号資産への投資を目的に、新株予約権発行による資金調達を発表。一部の新株予約権が行使され、すでに10億円を調達済みであるという。
また6月17日には子会社ミライコイン(現ミライウェルスマネジメント)による保有暗号資産運用事業の開始決定が発表されている。 ・発表によるとミライコインが行う保有暗号資産運用事業は、「自社保有ビットコインの追加購入、およびアルトコインの新規購入」、「ビットコインのレンディング、リステーキング等を活用した運用」、そして「アルトコインのステーキング、リステーキング、レンディングによる運用」とのことだ。
その後6月30日には、ビットコイン運用サービス「Bifrost(バイフロスト)」提供のPilab(パイラボ)との戦略的パートナシップ締結が発表されている。この提携によりAIフュージョンは、保有暗号資産運用事業にて「Bifrost」を利活用するとしている。
参考:AIフュージョンキャピタル
画像:iStocks/4×6・agcuesta
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参照元:ニュース – あたらしい経済

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