イーサリアム、次期アップグレード「ペクトラ」最終テストを実行|メインネット間近か

イーサリアム、次期アップグレード「ペクトラ」最終テストを実行|メインネット間近か(Ethereum conducts final test for the upcoming "Pectra" upgrade|Mainnet launch imminent?)

イーサリアム、ペクトラの最終テストを実行へ

イーサリアム(ETH)財団は2025年3月5日に、次期アップグレードであるペクトラ(Pectra)をテストネットで実行したことを公式ブログで発表しました。

今回、ペクトラが実行されたテストネットは「Sepolia」で、テストの最終段階に当たり、ペクトラはSepoliaでの運用後にメインネットで実行される予定になっています。

メインネットを控えた重要なテスト段階になっていますが、実行直後に混乱も見られています。イーサリアム財団のプロトコルリーダーであるティム・ベイコ氏によると、トランザクションをブロックに含められないといった問題が発生しました。

本日、発見されたSepoliaのコントラクトの問題を特定し、修正しました。この問題は、メインネットとは異なるSepoliaのカスタムコントラクトによって発生しています。

現在、バリデーターはすでにアップグレードされており、チェーンは正常に動作しています。

現在は復旧しているものの、実行レイヤークライアントのバージョン更新などが必要な状態になりました。

ペクトラがメインネットで実行される時期は未定ですが、業界からは「4月中に実行されるのではないか」といった声も見られています。

ペクトラは、スケーラビリティ・セキュリティ・利便性に焦点を当てた大型のアップグレードです。

主な変更点や特徴には、アカウント抽象化の改善、バリデータのステークの上限引き上げ、ロールアップのスケーラビリティ向上などが挙げられます。

アップグレード「フサカ」も2025年中に実施か

ペクトラがメインネットで実行された後は「フサカ(Fusaka)」という名称のアップグレードが実施されると見られています。イーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリン氏は3月2日に、2025年中のローンチを目指す旨を明らかにしました。

2025年には、L1にPeerDASを搭載したフサカと、理想的には目標48/上限72のブロブが必要です。

ペクトラが稼働した翌日に、これらのブロブパラメータを使用して、フサカのテストネットを実行することを目指しましょう。

フサカの内容は現在でも議論が続いているものの、同氏の発言を参考にすると、主な変更点として「データの可用性を強化するPeerDAS・ブロブの上限引き上げ」などが組み込まれると見られます。

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Souce:イーサリアム財団公式ブログ
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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