市場崩壊の始まり「ビットコインの復活は大規模なものになる」ロバート・キヨサキ氏
株・債券・不動産の崩壊、ビットコインは?
「金持ち父さん 貧乏父さん」の著者であり、投資家としても知られるロバート・キヨサキ氏は2025年2月21日に、自身のX(旧Twitter)の投稿で「市場崩壊はすでに始まっている」と警鐘を鳴らしました。
同氏によると、株式市場、債券市場、不動産市場などのすべてのバブルが崩壊し始めており、今後さらに厳しい状況が続く可能性があると指摘しています。
キヨサキ氏は、これまでにもビットコイン(BTC)、金、銀を推奨してきましたが、今回の投稿でも「市場崩壊が進む中で、ビットコインが最も早く回復し高値を更新するだろう」との見解を示しました。さらに、価格が下落すれば「さらに買い増しをする」とも述べ、強気な姿勢を示しています。
GIANT CRASH????
If there is a giant crash…. Of the often times called “the EVERYTHING BUBBLE,” stocks and bonds, real estate, gold and silver and Bitcoin will crash with it.
Q: If it crashes will I sell my Bitcoin?
A: NOIf the price of Bitcoin crashes I will back up the…
— Robert Kiyosaki (@theRealKiyosaki) February 20, 2025
GIANT CRASH(巨大な暴落)???
もし「すべてのバブル(Everything Bubble)」と呼ばれるものが崩壊すれば、株式、債券、不動産、貴金属、ビットコインなど、あらゆる資産が下落するだろう。
Q:もし暴落したら、ビットコインを売るのか?
A:いいえ、売らない。
むしろビットコインの価格が暴落したら、私は”トラックいっぱいに積む勢い”でさらに買い増すつもりだ。「すべてのバブル」が崩壊し始めている今、ビットコインは最も早く回復し、新たな高値を更新するだろう。
同氏は最後に「あなたは、暴落後のプランを持っていますか?」と投げかけ、金融市場全体での危機に備える重要性を示しました。
ビットコイン価格の回復シナリオ
執筆時点で、ビットコインの価格は約95,740ドル(約1,400万円)で推移しており、過去24時間で約0.57%の下落となっています。市場では、3月に予定されている米連邦準備制度理事会(FRB)の発表や、ビットコインETFの流入状況が価格に影響を与えると見られています。
最近では、資産運用会社フランクリン・テンプルトンが2月20日に、ビットコインとイーサリアムの両方を対象とするETF「フランクリン・クリプト・インデックスETF(EZPZ)」を発表しました。
このETFは、仮想通貨市場への機関投資家の関与を促進するものであり、市場の成熟化と価格安定性の向上につながる可能性があると期待されています。
一方で、市場崩壊が現実のものとなった場合、投資家のリスク回避姿勢が強まり、一時的にビットコインの価格が下落する可能性もあります。ですが、過去の市場サイクルを振り返ると、暴落後にビットコインが急速に回復する傾向があり、キヨサキ氏の発言はその点を踏まえたものと見られています。
仮想通貨市場の今後の動向については、各国の規制や経済情勢の変化に大きく影響されるため、引き続き慎重な観察が必要とされています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=149.48円)
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Souce:ロバート・キヨサキ氏投稿
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用