ゴールドマン・サックス、ビットコインETF保有額が大幅増|イーサリアムETFも購入
ビットコインETF保有額は15億ドル以上に
SEC(米証券取引委員会)が2025年2月11日に公開したフォーム13Fによると、ゴールドマン・サックスのビットコイン(BTC)ETF保有量が大幅に増加していることが明らかになりました。
フォーム13Fとは、米国において1億ドル(約150億円)以上の株式を運用する機関投資家が、保有銘柄をSECに開示する書類のことです。
2024年第4四半期を対象とした最新のフォーム13Fによると、ゴールドマン・サックスはビットコインETFを15億ドル(約2,300億円)以上保有していました。
特に、ブラックロックのIBIT(iシェアーズ・ビットコイン・トラスト)は12億ドル(約1,800億円)以上と報告され、最も多く保有しているビットコインETF銘柄となっています。
一方で、インベスコ・ギャラクシーのBTCO(Invesco Galaxy Bitcoin ETF)や、ビットワイズのBITB(Bitwise Bitcoin ETP Trust)など、いくつかのビットコインETFのポジションを解消したと見られています。
ゴールドマン・サックスは2024年第2四半期に初めて、約4億ドル(600億円)分のビットコインETFを購入しました。過去のフォーム13Fと比較すると、ビットコインETFの保有量が大幅に増加している傾向が見られ、銘柄の内訳も大きく変化しています。
イーサリアムETF保有量も大幅増
ビットコインETFのみならず、イーサリアム(ETH)ETFの保有量も大幅に増加しています。ゴールドマン・サックスは、2024年第4四半期にイーサリアムETFの保有量を2,200万ドルから4億7,600万ドルに引き上げました。
イーサリアムETFの内訳は、ブラックロックのETHA(iShares Ethereum Trust)、フィデリティのFETH(Fidelity Ethereum Fund)の2つに均等に配分されています。
ゴールドマン・サックスは、過去数ヶ月で仮想通貨への関心を高めています。2024年11月には、ブロックチェーン上で金融商品を取引する新たな会社の設立を進めていると、ブルームバーグが報じていました。
同誌によると、規制当局の承認が前提となるものの、新会社は今後12〜18ヶ月以内に設立される可能性があるとのことです。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.5円)
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Souce:SEC発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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