米SEC、Bitwiseのビットコイン・イーサリアム複合型ETFを承認
米国証券取引委員会(SEC)は2025年1月30日に、暗号資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)が提供するビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の複合型ETF「Bitwise Bitcoin & Ethereum ETF」の上場・取引に関する申請を承認したと発表しました。
この申請は「NYSE Arca」が2024年11月26日に行なっていたもので、Bitwise Bitcoin & Ethereum ETFの上場・取引に関する規則変更を提案する内容となっています。
Bitwise Bitcoin & Ethereum ETFは、ビットコインとイーサリアム両方の現物資産を保有する”複合型ETF”と呼ばれる種類のもので、保有資産には保有資産にはBTC・ETHに加えて現金も含まれるとされています。
米SECはこのETFが市場の透明性・投資家保護・不正防止の要件を満たしていると判断しており、提案内容の詳細な修正が行われたため、30日間の審査期間を短縮して早期承認したとも報告されています。
アメリカではドナルド・トランプ氏の大統領就任によって「今後はより多くの仮想通貨ETFが承認される可能性がある」と期待が高まっていたため、今回の複合型ETFに関する承認報告には注目が集まっています。
米国ではビットコイン・イーサリアム以外のアルトコインETFも続々と申請されているため、今後は「そのような仮想通貨ETFがどこまで承認されるか」などにも注目です。
最近ではコネチカット州に拠点を構える「Tuttle Capital Management」が、ミームコインやアルトコインを含む10種類のレバレッジ型暗号資産ETFを申請していましたが、BloombergのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏はこの申請について「これは米SECがどこまで許容するかを試すケースである」ともコメントしています。
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Souce:米SEC公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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