ヴィタリック・ブテリン氏、EFのリーダーシップ変更を発表|コミュニティが求めるロビー活動は否定

ヴィタリック・ブテリン氏、EFリーダーシップ変更を発表|ロビー活動の必要性は否定(Vitalik Buterin announces EF leadership change, denies need for lobbying activities)

イーサリアム創設者がリーダーシップ変更を発表

イーサリアム(ETH)共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は、2025年1月19日に自身のX(Twitter)アカウントで、EF(イーサリアム財団)のリーダーシップを変更すると発表しました。

ヴィタリック・ブテリン氏はX上で「EFのリーダーシップ変更を進めており、1年以上続いています」と前置きした上で、具体的な変更点と目標をいくつか発表しました。

私たちは、EFのリーダーシップ構造に大きな変更を加えており、変更は1年以上続いています。変更の一部はすでに実行され公開されていますが、引き続き進行中です。

私たちが達成しようとしている目標には「EFのリーダーシップ内の技術的専門知識の向上」「EFのリーダーシップとエコシステムの新旧関係者のコミュニケーション改善」「アプリ開発者の積極的サポート」「支払いや財務管理を含む、分散性およびプライバシーへの注視」などが含まれています。

目標には開発者へのサポート強化などに加えて、EFが注視する項目として分散性・プライバシー技術を挙げました。

ヴィタリック・ブテリン氏は明言していないものの、海外仮想通貨メディアThe Blockは上記の投稿の背景について、コミュニティの不満を挙げています。トランプ次期大統領が公式ミームコインをローンチするチェーンとして、イーサリアムではなくソラナ(SOL)を選定したことで、コミュニティから批判が見られていました。

一部コミュニティが求めるロビー活動は否定

ヴィタリック・ブテリン氏はいくつかの改革・変更点を挙げた上で、一部コミュニティから見られている要望を明確に否定しました。その1つがロビー活動です。

投稿で「規制当局や政治家にロビー活動を行うことは、グローバルな中立プラットフォームとしてのイーサリアムの地位を損なうリスクがある」との見解を示し、EFがロビー活動を行うことを否定しました。

また、EFが既得権益化されることことや、何らかの人物がイーサリアムの主人公になるといった中央集権的な組織になることも否定しています。

上記のような方針を含めて、今後もEFのビジョンや活動の中核が変わることはなく、異なるビジョンがある場合は独自の組織を立ち上げることを歓迎する旨を明らかにしています。

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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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