カルダノ創設者、Rippie USD(RLUSD)の統合を示唆
カルダノ創設者、RLUSD統合を支援する方針
カルダノ(Cardano/ADA)の創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は2025年1月13日に、Ripple(リップル)の米ドルステーブルコインである「RLUSD」の統合に向けて、RLUSDの関係者と積極的に話し合いを進めていることを明かしました。
ホスキンソン氏は以前から「リップル社のブラッド・ガーリングハウス氏と話をしていること」を明かしていましたが、13日にXで行われた一連の会話の中では「ホスキンソン氏がRLUSDのカルダノ統合を望んでいること」や「RLUSDの関係者と話し合いを進めていること」が明かされています。
同氏は一連の投稿の中で「RLUSDを統合する合理的な道があればそれを支援したい」と述べており、「カルダノにはUSDM・DJED・RLUSDのような堅実なステーブルコインエコシステムが必要だ」ともコメントされています。
If there is a reasonable path to integrating RLUSD, I'll try to cover it as a gift to the ecosystem. Cardano needs a solid stablecoin ecosystem from USDM and Djed to RLUSD.
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) January 13, 2025
RLUSDを統合するための合理的な道があれば、それをエコシステムへの贈り物として支援したいと考えています。カルダノには、USDMやDjed、そしてRLUSDを含む堅実なステーブルコインエコシステムが必要です。
「RLUSD関係者と話し合っている」とも報告
ホスキンソン氏と会話していたJane氏は上記投稿を受けて、ガーリングハウス氏に「RLUSDの統合についてホスキンソン氏と検討してもらえないか?」と問いかけましたが、ホスキンソン氏はこれに対して「私たちは既にRLUSDの関係者と話をしている」とコメントしています。
また、ホスキンソン氏は「私たちは積極的に話し合っている」とも語っているため、RLUSDのカルダノ統合に向けた話し合いは現在も進められていると予想されます。
Jane, we've already had a call with the RLUSD people. We are actively talking
— Charles Hoskinson (@IOHK_Charles) January 13, 2025
私たちはすでにRLUSDの関係者と話をしました。私たちは積極的に話し合っています。
Ripple USD(RLUSD)は、XRP Ledger(XRPL)とイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で発行される米ドル連動ステーブルコインであり、米ドル預金・ 米国短期国債・その他の現金同等物で100%価値を裏付ける仕組みを採用しています。
RLUSDは「Uphold、Bitso、MoonPay」などを含む様々な取引所で取り扱われており、2024年12月の発行開始後には取引量が急増したことも報告されています。
カルダノ上では既に複数のステーブルコインが発行されていますが、RLUSDがカルダノ上で利用可能になれば、XRPLやイーサリアムなどのネットワーク間でスムーズに価値を移動できるようになるため、それぞれのネットワーク間の資産移動が活発化し、各ネットワークの成長も促進されると期待されます。
チャールズ・ホスキンソン氏とブラッド・ガーリングハウス氏は昨年から「ブロックチェーン業界全体の団結」を呼びかけていて、トランプ政権下における連携強化なども期待されているため、今後は「カルダノ上でのRLUSD展開」に加えて「カルダノとリップルの協力」などにも注目です。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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