カナダ上場企業もビットコイン投資戦略|全会一致で採用承認:Matador Technologies
BTCと米ドル建て資産をバランスシートに追加
カナダの上場企業であるMatador Technologies(マタドールテクノロジーズ)は2024年12月23日に、長期的な資産保全戦略の一環としてビットコイン(BTC)と米ドル建て資産をバランスシートに追加することを決定したと発表しました。
Matador Technologies(マタドールテクノロジーズ)は、ブロックチェーン技術を活用して金などの実物資産をデジタル化するデジタルゴールドプラットフォームを提供しているカナダの上場企業であり、自社製品でもビットコインのブロックチェーン技術を活用する方針を示しています。
なお、マタドールは自社プラットフォームで利用する技術について「イーサリアムやソラナを含む代替プラットフォームを検討した結果、取締役会はセキュリティ・安定性・信頼性の観点でビットコインがデジタルゴールド資産プラットフォームに最適であると判断した」とも説明しています。
カナダドル建て資産への懸念からBTC採用
今回の発表については「カナダ経済が石油輸出に依存し、国債が増加している状況下で、カナダドル建て資産の価値下落や購買力喪失の可能性が懸念されている」と指摘されており、この懸念に対応するためにビットコインと米ドル建て資産の採用を全会一致で承認したと報告されています。
具体的には、2024年12月中に初期投資として450万ドル相当がビットコインに割り当てられる予定で、今後も取締役会を通じて追加購入を検討していく予定とも伝えられています。
また、同社は現金資産の大部分をカナダドルから米ドルに移すことも予定しているとのことで、この決定は「ビットコインが価値保存資産として、通貨の価値下落リスクを軽減する役割を果たす」という考えに基づくものだと説明されています。
ここ最近ではビットコイン準備金を採用する動きが世界的に拡大してきているため、今後もこのような動きはさらに拡大していく可能性があると期待されてます。
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Souce:Matador Technologies公式発表
執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
サムネイル:Shutterstockのライセンス許諾により使用