バイナンスローンチプール、イーサL2「Scroll(SCR)」取扱開始へ
バイナンスローンチプールがSCR取扱開始へ
大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同社提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」における暗号資産スクロール:Scroll(SCR)の取り扱い開始を10月8日発表した。
「スクロール」は、2021年に研究および開発が開始されたイーサリアムのレイヤー2ブロックチェーン。「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」を活用した低コストかつ高速で、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)と互換性のある仮想マシン「zkEVM」を構築し、導入している。そして「スクロール」は昨年10月にメインネットをローンチし、現在では多くのプロジェクトがアプリケーションを提供している。
「バイナンスローンチプール」では、ユーザーが、BNBもしくはFDUSDを個別のプールにステーキングすることでSCRを獲得できる仕組みが提供されている。SCRは10月9日00:00(UTC)から2日間にわたって取り扱われるとのこと。
なお今回のSCRによる「バイナンスローンチプール」では、同トークン総供給量1,000,000,000SCRのうち5.5%となる55,000,000SCRが報酬対象になるようだ。
また同サービスでのBNBステーキングの場合、報酬総額の85%となる46,750,000SCRが報酬対象。FDUSDの場合は、報酬総額の15%となる8,250,000SCRが報酬対象になるという。なおユーザーに分配される報酬は、ユーザーがステーキングしたトークン数によって異なるようだ。
そしてSCRは、10月11日10:00(UTC)よりバイナンスの「プレマーケット(Binance Pre-Market)」にて取り扱いが開始されるとのこと。「プレマーケット」は、バイナンスでの正式な上場前にユーザーがトークンを取得できる販売プラットフォームである。取引ペアはSCR/USDTとなっており、ユーザーは上場前にSCRを取得できる。
バイナンスローンチプールとは
「バイナンスローンチプール」は、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、暗号資産プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。プロジェクト側は同プラットフォームの利用により、バイナンスにトークン上場ができる仕組みとなっている。
なおトークンセールを行うIEOプラットフォームの「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」とは異なり、トークンをステーキングすることでプロジェクトのトークンが獲得できるのが特徴だ。
「バイナンスローンチプール」に参加する為には、ユーザーはBinance.comアカウントと、0.1以上のBNBまたはプール内でサポートされているトークンが必要となっている
参考:バイナンス
画像:iStocks/Ninja-Studio
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参照元:ニュース – あたらしい経済