ビットコイン、65,000ドルまで回復|価格上昇の背景にクジラの巨額蓄積
一時的に66,500ドル付近まで上昇
ビットコイン(BTC)の価格は2024年9月27日に65,000ドル(約924万円)まで回復しました。
BTC価格は66,500ドル(約945万円)付近まで上昇した後にやや下落したものの、記事執筆時点では65,000ドル台がキープされています。
2023年9月9日〜2024年9月28日 BTC/USDの1日足チャート(画像:TradingView)
過去6ヶ月間で約5,800億円相当のBTC蓄積
ビットコイン価格上昇の理由については、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ発表など複数の要因が指摘されていますが、仮想通貨分析企業のSantiment(サンティメント)は27日の投稿で「大口投資家によるBTCの買い集めは紛れもなく大きな価格上昇要因の1つである」と語っています。
Santimentの報告によると、過去6ヶ月間ではクジラやサメと呼ばれる複数の大口投資家によって、合計40億8,000万ドル(約5,800億円)相当のビットコインが蓄積されていたとのことで、大口投資家による大規模な蓄積がBTCの下落を防いでいたとの見解が語られています。
Bitcoin has officially reached a $65K market value for the first time since August 1st. Continued whale and shark accumulation has undeniably been a factor, preventing BTC from seeing sustained drops. $4.08B in BTC has been accumulated by 10+ BTC wallets in 6 months. pic.twitter.com/9qGcVqtfZT
— Santiment (@santimentfeed) September 26, 2024
ビットコインは、8月1日以来初めて市場価値が65,000ドルに到達しました。
クジラやサメによる継続的な買い集めは紛れもなく大きな要因の1つであり、BTCの長期的な下落を防いでいます。過去6ヶ月間で40億8,000万ドル相当のビットコインが10以上のBTCウォレットに蓄積されています。
今年3月以降にビットコイン価格が下落した際には「2024年の強気相場は終わった」との意見も出ていましたが、今回の報告内容からは「BTCの大口保有者たちは3月以降の下落期間中も次なる上昇に向けてBTCを購入し続けていた」ということがわかります。
ビットコインのクジラは下落期間中にBTCを買い集めて、価格上昇後に売却する傾向があるため、現在の蓄積は次の価格上昇フェーズに向けた準備である可能性があります。
BTC価格は記事執筆時点でも過去1ヶ月間で10%以上の価格上昇率を記録していますが、仮想通貨業界の著名人やアナリストからは「ビットコイン価格は今回の強気相場で10万ドル(約1,420万円)を超える」という価格予想が数多く語られているため、今後はさらに大幅な価格上昇が見られる可能性があると期待されています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=142.16円)
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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