XRP価格「上げれるなら必ずそうする」リップル社CTOが価格抑制疑惑を否定
「XRP保有者として自分も上昇を望んでいる」と説明
Ripple(リップル)の最高技術責任者(CTO)であるデビッド・シュワルツ氏は2024年9月20日に、仮想通貨XRPの価格抑制疑惑を否定して「XRPの価格を上げる方法があれば必ずそうする」と発言しました。
XRPの価格抑制疑惑は「リップル社が毎月10億XRPをエスクローウォレットから市場に開放していること」を理由として囁かれているもので、リップル社はこの行為を通じてXRPの価格上昇を意図的に抑えていると主張されていました。
しかし、デビッド・シュワルツ氏はこれに対して「私もXRPを保有している」とコメントし、「もしもXRP価格を上げる方法があるのなら必ずそうする」と語っています。
I hold XRP. If there was some way I could get the price of XRP to go up, I assure you that I would do it.
— David "JoelKatz" Schwartz (@JoelKatz) September 20, 2024
私はXRPを保有しています。もしもXRPの価格を上げる方法があるのであれば、必ずそうしています。
XRPの価格と市場への影響
今回の発言の元となったシュワルツ氏の投稿は2017年11月に投稿されたもので、XRPの価格と市場への影響について以下のようなことが説明されています。
- XRPの価格が安すぎると意味がない
XRP価格が1ドルの時に100万ドルの取引をするには100万XRPが必要になるが、1XRPが100万ドルであれば、1XRPで同じ取引ができる。つまり、価格が高くなる方が大きな取引をする際に便利であり、より安定している。 - 高い価格は取引を安くする
XRPやビットコインの価格が高いほど、市場に対する影響が少なく、取引コストが安くなる。価格が低いと、大きな取引をすると市場に影響を与えてしまい、高コストになる。 - 価格そのものは取引に影響を与えない
必要な額のXRPが手に入れば、XRPの価格そのものは銀行のコストには影響しない。むしろ、価格が高い方が市場の変動が少なくなり、取引コストが下がる。 - 価格の安定化に関する誤解
リップル社は価格を意図的に抑えるような戦略的な売買を行っておらず、市場操作を避けるための仕組みがある。
デビッド・シュワルツ氏は数年前からエスクロー口座にあるXRPに関する説明を行なっていて、2020年12月には『コミュニティの大多数が”エスクローにある500億XRPをバーン(焼却)した方が良い”と同意した場合、リップル社はそれを阻止することはできない』とも説明しています。
なお、リップル社はここ最近で「ステーブルコイン・スマートコントラクト・EVMサイドチェーン」などといった複数の取り組みを進めていて、XRP価格にも回復傾向が見られ始めています。
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執筆・翻訳:BITTIMES 編集部
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