ビットコインは今後どこまで下がるのか?著名トレーダーのBTC価格予想

60,000ドルが今後の重要なサポートライン?

ビットコイン(BTC)の価格は今月7日頃から下落し続けており、2024年6月15日には65,000ドル(約1,023万円)付近まで下落しました。

仮想通貨業界では「ビットコインの価格下落がどこまで続くのか」に注目が集まっていますが、2018年のビットコイン暴落予想を的中させたことで知られるベテラントレーダーのピーター・ブラント氏は、BTC価格がここからさらに下落する可能性があることを指摘しています。

ブラント氏は、ビットコインの重要なサポートラインとして65,000ドル(約1,023万円)、60,000ドル(約944万円)、48,000ドル(約755万円)の3つを挙げており、65,000ドルを下回った場合には60,000ドル、60,000ドルを下回った場合には48,000ドルまで下落する可能性があると説明しています。

ただし、同氏はビットコイン価格下落後の上昇も予想しているようで、今回の価格予想では「ビットコインが60,000ドルまで下落した後に反発する可能性があること」も示唆されています。

注目のチャート – ビットコイン $BTC

明確なチャート分析がうまくいくこともありますが、ほとんどの場合、チャートは変化します。しかし、最も明白なのは以下の2点です:

  • 65,000ドルを突破すれば、市場は60,000ドルに向かう
  • 60,000ドルを突破すれば、市場は48,000ドルに向かう

ビットコイン下落に関する警告は以前から

ピーター・ブラント氏は今年4月に公開されたブログ記事でもビットコイン価格が下落する可能性があることを警告していて、「ビットコインが今回の強気サイクルで既に最高値を記録している可能性は25%だ」と語っていました。

この下落予想は指数関数的減衰(Exponential Decay)と呼ばれる現象に基づくもので、「BTCの各強気サイクルの価格上昇率は、前回の強気相場の価格上昇率の約20%となっているため、今回の価格上昇率は約4.5倍となり、既に最高値を記録していることになる」との考えが語られていました。

当時はビットコインのさらなる価格上昇に期待が高まっていたため、この価格予想はあまり注目されていませんでしたが、ビットコイン価格がその後も過去最高値を更新せずに下落したことを踏まえると、ブラント氏の予想が当たっていた可能性もあると考えられます。

なお、同氏はこの時に「もしもBTCが既に最高値を記録していた場合には、30,000ドル台か2021年の安値まで下落する可能性がある」との予想も語っています。

長期的には過去最高値を更新する可能性も?

ピーター・ブラント氏は上記の記事の中で「もしもBTCがピークに達していた場合には次に何が起こるかは全くわからず、何の手掛かりもない」と語っていましたが、「古典的なチャート分析の観点からみると、そのような下落は長期的には最も強気な傾向として捉えることができる」とも語っています。

同氏はそのようなチャート構造の例として「2020年8月〜2024年3月までの金価格チャート」を挙げていましたが、この期間の金価格は一定期間下落した後に大幅上昇を記録しています。

2018年7月23日〜2024年4月29日 金価格の週足チャート(画像:TradingView)2018年7月23日〜2024年4月29日 金価格の週足チャート(画像:TradingView)

ピーター・ブラント氏は今回の投稿で「BTC価格が60,000ドル付近まで下落した後に反発すること」を示唆しているため、これが実現した場合には上記チャートと同じような値動きがビットコインでも見られる可能性があると予想されます。

なお、ピーター・ブラント氏は今月初めに「BTC価格は2025年8月下旬〜9月上旬頃に、130,000ドル〜150,000ドル(約2,000万円〜2,350万円)の範囲内で最高値を記録する可能性がある」との予想も語っています。

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参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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