Ripple社:日本で「XRPL活用した企業向けソリューション」導入へ
HashKey DXと企業向けソリューションを展開
Ripple(リップル)は2024年4月29日に、HashKey DXと提携してXRP Ledger(XRPL)を活用した企業向けソリューションを日本市場に導入することを発表した。
XRP Ledger(XRPL)は、仮想通貨XRPでも使用されている分散型のレイヤー1ブロックチェーンであり、高速かつ低コストでエネルギー効率が高いパブリックブロックチェーンとして知られている。
HashKey DXは、HashKey Groupの日本拠点として設立された企業であり、ブロックチェーンに関するシステム提供やコンサルティングを行っている。
最初はSBIグループ各社がソリューション導入
今回発表された企業向けソリューションは、XRPLを活用したサプライチェーン・ファイナンス・ソリューションとなっており、HashKey DXは「リップル社」や「SBI Ripple Asia」との提携を通じてこのソリューションを日本で導入していくと報告されている。
このソリューションは最初にSBIグループ各社で利用される予定で、今後は「Ripple・HashKey DX・SBI Ripple Asia」の3社でXRPLの堅牢な機能を活用した様々なユースケースを模索していくとも説明されている。
「HashKey DX」の代表取締役社長であるアンディ・ダン氏と、「Ripple」の戦略担当副社長である吉川絵美氏は、今回の取り組みについて次のようにコメントしている。
【HashKey DX:アンディ・ダン氏】
XRPLは、サプライチェーン・ファイナンス・ソリューションを構築するための理想的なブロックチェーンインフラであり、優れた実績・迅速な決済スピード・コストの低さ・拡張性を備えています。私たちは日本で価値のある変革を推進し、日本企業に革新的で最先端のソリューションを導入することができると確信しています。
【Ripple:吉川絵美氏】
HashKey DXやSBI Ripple Asiaと協力して、XRP Ledgerを活用したソリューションを日本に導入できることを大変うれしく思います。今回の提携は「ブロックチェーン技術を進歩させて企業に明確な価値を提供する」という私たちの共通のコミットメントを体現するものです。
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