DOSI(旧LINE NFT)とは?使い方やNFTの出品・購入方法を紹介
- DOSI(ドシ)ってなに?
- DOSIの使い方がわからない……
- NFTの出品・購入方法が知りたい!
「DOSI(ドシ)」はLINE NFTと統合されて日本でも提供が開始されたサービスです。LINE NFTと統合されるタイミングで初めて耳にしたという人もいるのではないでしょうか。
DOSIは法定通貨も利用できる初心者でも利用しやすいプラットフォームです。暗号資産やNFTに触れたことがない人でも、NFTを楽しむ手段として利用できるようになるでしょう。
そこで本記事では、DOSIというサービスとは何か、使い方や取引方法について解説します。
最後まで読めば、DOSIでNFTを取引できるようになるので、ぜひご一読ください!
DOSIとは?
名称 | DOSI(ドシ) |
主要コンテンツ | アート トレーディングカード ゲームアイテム メンバーシップ...etc |
決済手段 | クレジットカード モバイル決済 暗号資産:FNSA、ETH |
手数料 | クレジットカード、モバイル決済:無料 暗号資産:有料 |
対応通貨 | FNSA(フィンシア) ETH(イーサ) |
公式サイト | https://www.dosi.world/ |
公式X | https://twitter.com/DOSI_JP |
「DOSI(ドシ)」とは、LINE NEXTが運営するグローバルNFTプラットフォームです。
2022年9月に日本を除く世界180ヵ国において9ヵ国語に対応した「DOSI」のベータ版を提供開始しました。DOSIはリリース5ヶ月でアジアNo.1のNFTプラットフォームへと成長し、現在までにNFTウォレットの登録アカウント数は550万件以上、累計取引数も約56万件以上に拡大しています。
2024年1月にはサービスがリニューアルされ、日本も含めて正式版がリリースされました。正式版リリースにともない、LINE Xenesisが日本のユーザー向けに展開していた「LINE NFT」「DOSI Wallet」などのNFT関連サービスは1月5日に終了しました。
今後は20以上のスタートアップ企業によるアプリメンバーシップアイテムを順次販売予定で、さらなる市場の盛り上がりが期待されています。
DOSIの特徴
DOSIの特徴は以下の3つです。
- 海外ユーザーとも取引できる
- クレジットカードの決済に対応している
- DOSI Walletで保管していたデジタルアセットはDOSIでも利用可能
旧LINE NFTと比較して、それぞれ追加された機能、引き継いだ機能、統合された機能があります。
DOSIの特徴を理解しながら取引を進めていきましょう。
海外ユーザーとも取引できる
DOSIは世界180ヵ国に展開されているため、海外ユーザーとも取引できます。
旧LINE NFTは日本国内に限定されていたため、マーケットが小さいという課題がありました。
しかし、マーケットが海外にも開かれたことで、NFT取引や販売額の上昇が見込めます。
取引処理の活性化も見込めるため、海外ユーザーとの取引は今後も増えていくでしょう。
クレジットカードの決済に対応している
DOSIでは、Stripeという決済代行サービス経由でクレジットカードの支払いに対応しています。
Stripeと連携することにより、DOSIユーザーがデジタルアセットを法定通貨(USD)で販売し、決済を受けられるようになりました。
Stripeアカウントを登録して本人確認を完了すると、Stripeを通じたユーザー間の取引が可能です。
DOSI Walletで保管していたデジタルアセットはDOSIでも利用可能
DOSI Walletは、NFTなどの資産価値のあるデジタルデータを管理できるサービスです。
現在は、以前からあったDOSI Walletはサービス終了しており、LINE NEXTが提供する「DOSI」にてマーケット・ウォレット機能も兼ね備える形でリニューアルされました。
リニューアルされたDOSI Walletの機能は、2024年1月10日よりサービス開始しています。
旧LINE NFTやDOSIで取引したNFTを、DOSIのウォレットにて管理できるようになりました。
DOSIの始め方・登録方法
DOSIの始め方・登録方法は以下の4ステップです。
- DOSIの公式ページにアクセスする
- ログイン情報に使うサービスを選択する
- サービス利用規約をチェックする
- パスコードを入れる
まずはDOSIの公式ページを開き、ログインを選択します。
DOSIログインに使用するアカウントを選択します。
LINEやGoogle、Appleなどのアカウントを利用することが可能です。
サービス利用規約にチェックを入れて次へ進みます。
DOSIにログインするためのパスコードを設定します。
パスワードの入力を終えたらアカウントの作成が完了し、ログインした状態でDOSIの画面が開かれます。
DOSIでウォレットを連携する方法
DOSIマーケットプレイスで暗号資産を利用して取引を行うためには、別のウォレットを連携しなければいけません。
連携するウォレットは以下の2つです。
- MetaMask(メタマスク)
- FNSAウォレット
MetaMaskを連携するとETH(イーサリアム)、FNSAウォレットならFNSA(フィンシア)を使用して取引できるようになります。
MetaMaskとの連携方法
MetaMaskは、NFTの購入操作をするタイミングで連携できます。
ETH(イーサリアム)で購入できるNFTを選択します。
統計の部分で「ETH」を選択しましょう。
MetaMaskの接続という項目が表示されるため、選択して次に進みます。
自分のアカウントを確認して次に進みます。
接続ボタンを押して次に進むと、MetaMaskとの連携は完了です。
FNSAウォレットの連携方法
FNSAウォレットはDOSIアプリ上で作成できるウォレットです。
DOSIのマイページ上にウォレット作成の項目があるため選択しましょう。
※ウォレット作成はアプリでしか作成できません。
最初の画面は作成を押して次に進みます。
ウォレットにアクセスするためのパスワードを設定します。
ウォレットのバックアップフレーズが表示されるため、しっかりとキャプチャを撮って保存しましょう。
※紛失すると、ウォレットの復元ができなくなります。
入力が完了すると、ウォレットが作成されます。
マイページ上に、連携しているウォレットが表示されました。
DOSIでNFTを出品する方法
DOSIでNFTを出品する方法は以下のとおりです。
- アイテム画面を開く
- 所有するNFTを選択
- 出品するボタンを選択
自分のアカウントを選択して、アイテムを選択します。
マイアイテムから出品したいNFTを選択します。
内容を確認して、出品ボタンを押します。
販売価格や利用する通貨の設定を行います。
画面下に表示される参考価格を見ながら価格を決めるとよいでしょう。
最後の確認画面が表示されるため、「確認」ボタンを押して処理を進めると出品完了です。
注意点として、販売者情報の登録が完了していない場合は、販売者情報の登録・連携が求められます。
登録が必要な内容は以下のとおりです。
- FNSAウォレット
- MetaMask
- Stripe(振込用口座の設定)
- 電話番号
- 個人情報
マイページの自分のアカウントを選択します。
マイ情報の販売者情報を選択します。
各アカウントを連携できる画面が表示されるため、すべて登録を完了させましょう。
DOSIでNFTを購入する方法
DOSIでNFTを購入する方法は以下のとおりです。
- マーケットで購入したいNFTを選択
- 内容を確認して購入ボタンを押す
- 決済処理を完了させる
DOSIのマーケット画面上で、購入したいNFTを選択します。
NFTを選択すると、NFTの詳細情報を確認できる画面が開かれます。
「購入する」ボタンを押して決済画面に進みましょう。
決済表示画面が表示されるため、処理を進めると購入完了です。
補足として、購入取り消しを繰り返すと購入制限がかかるため注意しておきましょう。
DOSIで取引されている人気NFTプロジェクト3選
DOSIで取引されている人気プロジェクトは以下の3つです。
- CNP Toys
- Live Like A Cat
- CoolGirl Brave
どのプロジェクトも日本発の人気NFTであるため、動向をチェックしておきましょう。
CNP Toys
リリース日 | 第1回:2023年1月21日 第2回:2023年2月22日 |
発行数 | 第1回:1,111点 第2回:2,222点 |
販売価格 | 2,000円 |
公式サイト | https://www.cryptoninja-partners.xyz/toys |
X | https://twitter.com/crrt_kim |
CNP Toysは「CNP(CryptoNinja Partners )」を本物のフィギュアのように3D化したNFTコレクションです。CNPの公式コレクションの1つで、クリエイターのkim.氏により2DだったCNPを3DジェネラティブNFTとして制作されました。
旧LINE NFTにて発売され、2回に分けて計3,333点のNFTがリリースされています。
1回目のリリース時には発売後4分で完売しており、主流であるイーサリアムチェーン以外でもNFTが受け入れられることを示しました。
さらに、CNP Toysの成功を受けて、CNPのダークサイドコレクション「CNP Villains」や数量限定のLINEスタンプ「トレジャースタンプ」などのコレクションもリリースしています。
価格も安く、初心者でも購入しやすいNFTコレクションです。
Live Like A Cat
リリース日 | 2022年12月28日 |
発行数 | 22,222個 |
販売価格 | 0.001ETH(約160円) |
公式サイト | https://llac.fun/ |
X | https://twitter.com/LLAC22222 |
LLAC(Live Like A Cat)はインフルエンサーのしゅうへい氏がファウンダーを務めるNFTプロジェクトです。「ネコのように自由気ままに生きてみよう」というコンセプトで作成され、22,222個の作品がリリースされました。
大人気NFTコレクション「CryptoNinja」のプロデュースしているイケハヤ氏がマーケティングアドバイザーとして参画しています。
最初の販売価格は0.001ETH(約160円)と低価格でリリースされ、一時は3ETHを超えるほどの価格まで上がりました。現在は1ETHを下回り、価格は大きく下がっています。
市場に出回っているNFTの数は少ないため、LLAC保有者の満足度は今も高いと考えられるでしょう。
LLAC関連のグッズを企画・販売する「またたび屋」も展開しており、NFTを保有していれば特別割引が適用されます。
CoolGirl Brave
リリース日 | 2024年3月8日 |
発行数 | 800枚 |
販売価格 | 16ドル(2,400円程度) |
公式サイト | https://www.dosi.world/brands/92 |
X | https://twitter.com/imoto_akira |
「CoolGirl Brave」は日本発のNFTプロジェクト「Cool Girl」から派生したデジタルコレクションです。
「NFT人口とCoolGirlの仲間を増やしたい」「ホルダーが少しだけ、勇気を持てるようなNFTを創りたい」という想いから生まれました。
2024年2月2日からフリーミントが4週間に渡って行われ、1週間に1種類1,000枚ずつリリースされました。
開始数分で終了するほどフリーミントは好評で、すべてのNFTが配布されています。
さらに、2024年3月8日にCoolGirl Braveの本番ジェネラティブがスタートし、リリースされた800体のNFTもすべて完売しました。
Coolgirl Braveは初心者でも購入しやすい価格設定になっているため、最初のNFTにおすすめのコレクションです。
DOSIのデメリット・注意点
DOSIのデメリット・注意点は以下の3つです。
- 暗号資産を利用するとガス代がかかる
- 友達にNFTを送る機能がなくなった
- iOSアプリでは購入操作ができない
特にLINE NFTから移行した場合は、機能が大きく変わっています。
デメリットや注意点を理解した上で、NFTを楽しみましょう。
暗号資産を利用するとガス代がかかる
ほかのマーケットプレイスと同様に、暗号資産を使用して取引するとガス代がかかることに注意しましょう。
ガス代とはブロックチェーン上で取引したときに発生するネットワーク手数料のことです。
DOSIでは、出品されているNFTの支払い方法次第で、暗号資産を使用しなければいけないケースがあります。今まで法定通貨でNFTを取引していた人は、ガス代というネットワーク手数料が発生することを考慮できない可能性が高いでしょう。
ガス代によって思わぬ出費が発生しないよう、事前に手数料がいくらかかるか確認しておきましょう。
友達にNFTを送る機能がなくなった
旧LINE NFTに搭載されていた「NFTを友達に送る機能」が、DOSIでは利用できなくなっています。
そのため、友達の間で簡単にやり取りできていたNFTの送受信ができず、必ず取引しなければいけません。
入手したいNFTがある場合は、すべて取引操作によって手に入れなければいけないことを覚えておきましょう。
iOSアプリでは購入操作ができない
2024年3月現在、iOSではDOSIアプリから購入操作は行えません。
DOSIはパソコン、android、iOSなど、さまざまなデバイスからアクセス可能です。
Android、iOS向けに専用アプリもリリースされています。
しかし、パソコン、android、iOSで操作性が異なり、アプリによって動作が異なります。
複数のデバイスでDOSIを確認していると、使いづらさを感じることがあるでしょう。
DOSIでNFTの取引操作を行うなら、現状はパソコン上で処理することがおすすめです。
DOSIの概要や使い方のまとめ
日本以外のグローバル向けに運営されていたDOSIは、2024年にリニューアルして新たな「DOSI」としてリリースされました。
LINE NFTやDOSI Walletが統合されて機能が一本化されたため、複数のサービスを確認しなくてもよくなったのはメリットと言えるでしょう。人気のあるNFTコレクションも参入しており、今後の発展も期待されています。
法定通貨が使える初心者向けのプラットフォームであるため、初めてNFTを購入する方はDOSIを利用してみましょう。
参照元:NFT Media