仮想通貨取引所HTX:ハッキング攻撃で「約12億円相当のETH」が流出

「ユーザー資産は全て安全」との報告も

暗号資産取引所HTX(旧:Huobi Global)が、ハッカーからの攻撃を受けて約800万ドル(約12億円)に相当する5,000 ETHの被害を受けたことが明らかになりました。

HTXのアドバイザーであるジャスティン・サン氏は2023年9月25日の投稿で「HTXがハッカー攻撃を受けたこと」を報告しており、「これによって5,000 ETHの被害が発生したが、関連する問題は全て解決されており、ユーザーの資産は全て安全である」と説明を行なっています。

HTXはハッカー攻撃によって5,000 ETH(約800万ドル)の損失を被りました。HTXは今回の攻撃で生じた損失を完全にカバーし、関連する問題を全て解決しました。全てのユーザー資産は安全で、プラットフォームは正常に動作しています。

ハッキング被害の概要とその後の対応

今回のハッキング攻撃が行われたのは日本時間2023年9月24日19:00頃で、HTX側は問題発生直後にハッキングに気付いて被害拡大を防ぐための措置を迅速に行なったと説明されています。

これによって現在は全ての問題が解決され、暗号資産取引サービスも通常通り提供できる状態になっているとのことで、他の資産も安全に保護されていると報告されています。

また、今回盗まれた約800万ドル相当の暗号資産については「ユーザーが保有する30億ドル(約4,465億円)と比べると比較的少額である」とも説明されており、「これはHTXの2週間分の収益に過ぎない」ともコメントされています。

ハッカーに資産返還を促す提案も

ジャスティン・サン氏は一連の投稿の中で「ハッカーに盗まれた資産の返還を促すために、ホワイトハット報酬として盗まれた金額の5%(約40万ドル/約5,950万円)を提供したいと考えている」とも語っています。

もしもハッカーが資産返却に同意した場合には、40万ドルの報酬を提供して「HTXのセキュリティ・ホワイトハット・アドバイザー」として雇用するとのことで、7日以内に返金されなかった場合には、ハッカーを起訴して更なる措置を講じるために法執行機関にハッカーの情報を提供すると説明されています。

ここ最近では暗号資産取引所のハッキング事件が増えてきており、今月は暗号資産「CoinEx」でもハッキング事件が発生しています。

>>取引所関連の最新記事はこちら

TREZORの画像


資産を安全に保管できる「TREZOR」の日本正規販売店はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です