大手NFTマーケットプレイスOpenSea(オープンシー)、ロイヤリティの支払いをオプション制に移行へ。

大手NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)は、ロイヤリティの強制徴収を停止する予定であることを発表しました。

ロイヤリティの強制支払いが停止し、任意のパーセンテージ選択制に変更

OpenSeaは、2024年3月からアーティストに対する二次販売の手数料の強制徴収を停止し、オプション制に変更する予定であることを宣言しました。これらの手数料は基本的にチップのように扱われることになり、販売価格に対して任意のパーセンテージを販売者がオリジナルのアーティストに渡す仕組みです。そのため、販売者が支払わない選択をすることも可能です。

この決定は、NFT市場の衰退と、売り手を惹きつけるために手数料を引き下げようとするマーケットプレイス間の競争に対応するものです。OpenSeaは、2023年8月31日からすべての新規NFTに対するロイヤリティの強制を停止し、2024年3月までに、すべての販売において手数料を任意とする方針です。

OpenSea 公式サイト:https://opensea.io/
OpenSea X(旧Twitter):https://twitter.com/opensea

発表に対する世間の反応

今回のOpenSeaの発表に対して、世間の反応は様々です。Posers NFTコレクションの創設者であるWildcake(ワイルドケーキ)氏は、この変更は強制的なロイヤリティを中心にビジネスプランを構築してきたクリエイターにとって破壊的であると表明しています。

一方、OpenSeaのCEOであるデヴィン・フィンザー氏は、これは必要かつ前向きな変化であると考えています。フィンザー氏は、「非効果的で一方的な強制徴収」を批判しており、クリエイターが作品を収益化する別の方法を見つけることを示唆しています。

また、OpenSeaに対して新興のNFTマーケットプレイスとして勢いをみせるBlur(ブラー)は、クリエイターが設定する一般的な5~10%の手数料に対して、ほとんどのコレクションに0.5%の手数料しか課していません。これは、プラットフォームが競争力を維持するために手数料を引き下げている、NFT市場における傾向を反映した姿勢であると言えます。

Blurについては、以下の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。

ロイヤリティ変更による影響

monetize

ロイヤリティの支払いを任意とする動きは、マネタイズ面でロイヤリティに依存しているアーティストに影響を与える可能性があり、収益モデルの持続可能性が危ぶまれます。また、アーティストが作品から収入を得るための、新しい革新的な方法が生み出される可能性もあります。

NFTについてもっと知りたいなら

国内最大級のNFT専門メディアである「NFT Media」では、NFTの基礎知識から最新トレンドまで幅広く発信しています。まずは、以下の記事からNFTについて学ぶのがおすすめです。

また、NFT Mediaでは毎週月曜日〜金曜日の5日間、メールマガジンを配信しています。NFT Mediaのメールマガジンでは、NFTの活用事例や、NFTのキャンペーンに関するお得な情報、注目のプロジェクトなど、お役に立つ情報を配信中です。NFTに関連する最新情報を取得したい方は、ぜひ以下のフォームからご登録ください。

参考記事:https://nftnewstoday.com/2023/08/18/the-end-of-mandatory-royalty-fees-on-opensea/

参照元:NFT Media

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です