web3インフラ開発「Alchemy」、Dappsを構築できるツールキット発表

AlchemyがCW3D発表

web3サービス開発のインフラを提供するアルケミー(Alchemy)が、Dapps(分散型アプリケーション)を構築できるツールキット「クリエイトウェブ3ダップ(Create Web3 Dapp:CW3D)」を2月25日発表した。

アルケミーは、開発者がブロックチェーンアプリケーションを簡単かつ効率的に開発するために必要なツールを提供することで、AWSがインターネット業界にもたらしたサービスを、ブロックチェーン業界にもたらすことを目標としている企業だ。

「CW3D」はフルスタックの無料マルチチェーンツールキットとなっている。「CW3D」を利用する開発者は、既に構築されたテンプレートを使用してプロジェクトのプロトタイプを作成したり、用意されているコンポーネントからプロダクトにカスタムできる要素を選択できるとのこと。アルケミーは「CW3D」について、起動から4分でDappsを構築できると述べている。

また「CW3D」の主要リソースとしてNFTエクスプローラーが挙げられており、開発者はNFTギャラリーやNFTミント(鋳造/発行)ページ、トークン残高パネル、NFTコレクション情報パネルなどの構築済みコンポーネントを利用できるという。

これにより開発者は任意のウォレットアドレスが所有するNFTの検索や、特定のコレクションの全NFTを表示することが可能になるとのことだ。

また「CW3D」ではイーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オプティミズム(Optimism)、アービトラム(Arbitrum)といったEVM(イーサリアムバーチャルマシン)互換のweb3対応アプリケーションを作成できるとのこと。

アルケミーは昨年8月より、日本発のパブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(Astar Network)と提携しており、アルケミーはAPIやプロダクトインフラストラクチャをアスターへ提供している。

また今年2月に両プロジェクトはWeb3 Foundation(Web3財団)と共に、博報堂キースリーがトヨタ自動車を協賛に迎えたweb3グローバルハッカソン「web3 Hackathon|トヨタ自動車 × 博報堂キースリー」へサブ協賛として参加している。

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参考:Alchemy
デザイン:一本寿和
images:iStocks/scyther5

参照元:ニュース – あたらしい経済

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