ドバイの「Majid Al Futtaim」社が世界初のバーチャルショッピングセンター「Mall of The Meteverse」を開発
世界13カ国以上で、モール施設などを提供するドバイの会社「Majid Al Futtaim(マジド・アル・フッタイム)」が、バーチャルショッピングセンター「Mall of the Metaverse(モール・オブ・ザ・メタバース)」の開発を進めていることが判明しました。
「Mall of the Metaverse」はバーチャル空間ではあるものの、マジド・アル・フッタイム社を代表するモールになると言われています。
アバターを使ってショッピングモールを散策
「Mall of the Metaverse」は、イーサリアムチェーンをベースにしたブロックチェーンプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」に登場する予定です。
Decentraland:https://decentraland.org/
Decentraland ツイッター:
世界政府サミットで行われた発表によると、「Mall of the Metaverse」は、「ショッピングやエンターテイメント、レジャーにおいて、より多くのデジタル体験を顧客に提供すること」を目的としています。
このモールには、
- スーパーマーケットの「Carrefour(カルフール)」
- 電化製品メーカーの「Samsung(サムスン)」
- 衣類メーカーの「THAT Concept Store(ザット・コンセプト・ストア)」
- 巨大スクリーンを備える「VOXシネマ」
などのトップブランドを含むさまざまな店舗が展開され、訪問者はバーチャルアバターを使って、買い物などを楽しむことができます。
今後、ブランド数を増やすなど、より充実した機能が実装されていく予定です。
また、このモールはバーチャル空間ではあるものの、マジド・アル・フッタイム社を代表するモールになると言われています。
▼エミレーツ航空、メタバース体験およびNFTプロジェクトを発足
オンラインショッピングを超える顧客体験を提供
現在、「Mall of the Metaverse」は開発の初期段階にあり、このプロジェクトのチームは、潜在顧客が何を求め、何を期待するかを見極めてる段階です。
マジド・アル・フッタイムのオムニチャネル&デジタル部門のディレクターであるファティマ・ザダ氏は、
「消費者行動の観察を行い、オンラインショッピングの一歩先を行く本格的なプロジェクトを立ち上げました。行動科学やデータを分析して、お客さまが望むものを提供できるよう取り組んでいます。」
と述べています。
そして、CEOであるハリファ・ビン・ブライク氏は、
「このモールは、お気に入りのブランドのデジタル体験を待ち望んでいる顧客を魅了する存在になるでしょう。」
と述べています。
また、ここ数年のデジタル体験に対する需要の高まりから、このモールは今後、買い物とエンターテインメントの主要スポットとなると考えられます。
Majid Al Futtaim:https://www.majidalfuttaim.com/en#home
Majid Al Futtaim ツイッター:
▼500万ドルもの巨額が投資された新アートギャラリー「37xDubai」が2023年3月ドバイにオープン予定
Web3関連事業の開発が進むドバイ
ドバイ政府は、2028年までに4万人以上のバーチャルジョブをサポートし、40億ドル以上の経済効果をもたらす「メタバース戦略」を進めています。
他にも、多額の資金が投じられたNFTギャラリーが建設されるなど、Web3関連事業が多く展開されており、国単位でWeb3に対する関心が高いと考えられます。
Mall of the Metaverse:
▼ドバイのメタバース戦略についてはこちらの記事をご覧ください
元記事:https://nftnewstoday.com/2023/02/16/dubai-developing-its-own-mall-of-the-metaverse-shopping-centre/
参照元:NFT Media