Bリーグ「滋賀レイクス」がSDGsプロジェクトでトークン発行、FiNANCiEで
「滋賀レイクス」がSDGsプロジェクトでトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、プロバスケットボールクラブ「滋賀レイクス」のSDGsプロジェクトにおけるトークン新規発行と販売開始を10月12日発表した。
「滋賀レイクス」は男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」1部リーグ(B1リーグ)に所属するプロバスケットボールクラブだ。レイクスはクラブ設立の2008年度以来、「Bリーグ1SDGsをリードするクラブ」を戦略テーマに、琵琶湖畔を清掃する「クリーンウォーク」など地域住民と共に地域の社会課題を解決するための活動を続けてきたという。
Bリーグ所属クラブとして「FiNANCiE」でトークン発行するのは10チーム目となる。今までトークン発行によるファンディングで集めた資金はクラブ運営やファン獲得の為に使われてきたが、今回の「滋賀レイクス」の取り組みでは「トークン発行」とトークンを基盤とした「共創型コミュニティ」を活用し、レイクスを軸としたSDGs活動コミュニティの形成とトークンの活用によるコミュニティの永続にチャレンジするとのことだ。
なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「レイクスSDGsトークン」として販売されるとのことだ。
「レイクスSDGsトークン」購入者は特典として、チーム運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。なお「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
現時点で発表されている企画案は、「クラブが主催するSDGs特別イベントへの参加」や、クラブスタッフとレイクスファミリーが取り組むSDGs活動について議論する「レイクスSDGs会議への参加」がある。
「レイクスSDGsトークン」の初回販売期間は10月12日11時から11月29日21時が予定されている。
なお「レイクスSDGsトークン」の販売メニューは全4種類が用意されている。公開されているメニューは10,000ptのものから500,000ptのものまであり、それぞれで獲得できるトークン数と特典が異なる。
それぞれのメニューでは、購入pt分の「レイクスSDGsトークン」付与および前述した投票および抽選企画等への参加権とトークン保有数に応じた特典が提供される。
500,000ptの支援コースでは「レイクスSDGsゴールドフェロー呼称権」や「ホームゲームにおけるレイクスSDGsゴールドフェローのお名前掲載権」、特製ノベルティ「レイクスSDGsゴールドフェローピンバッジ」が用意されている。
なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、滋賀レイクス代表取締役会長の上原仁氏より以下のコメントを得た。
『この度、サスティナブルなトークンエコノミー形成を目的として、新たなプロジェクトを始動しました。中長期の価値上昇トレンドにあるSDGsと、トークン自体の持つ永続性を掛け合わせた新たな取り組みです。調達額の一部を自社トークン買いに活用し、需給の観点からも価値上昇に取り組んでまいります。「Bリーグ1SDGsをリードするクラブ」として、「環境と教育に関する課題解決プロジェクト」をさらに推進するため、ぜひとも皆様のご支援をお願いいたします!』
関連ニュース
Bリーグ「香川ファイブアローズ」、FiNANCiEでトークン発行
Bリーグ所属3チームがFiNANCiEでNFT配布、岩手ビッグブルズ・佐賀バルーナーズ・鹿児島レブナイズ
卓球の琉球アスティーダ、トークンホルダー1万人を目指す理由(月刊フィナンシェ8/9月合併号)
FiNANCiEってどんなサービス?(月刊フィナンシェ 2022年2月号)
参照元:ニュース – あたらしい経済