Uniswap V3利用者が「フィッシング攻撃」の被害に|6.4億円相当のETH流出か
分散型取引所(DEX)である「Uniswap V3」のユーザーが2022年7月12日頃からフィッシング攻撃を受け、大量のイーサリアム(ETH)が盗まれたことが明らかになりました。Uniswap Labsの創設者であるHayden氏などは『悪意のあるリンクをクリックしないように』と注意喚起を行なっています。
こちらから読む:LINE BITMAX、信用取引サービス提供開始「暗号資産」関連ニュース
疑わしいリンクはクリックしないように
分散型取引所(DEX)である「Uniswap V3」のユーザーが2022年7月12日頃からフィッシング攻撃を受け、大量のイーサリアム(ETH)が盗まれたことが明らかになりました。
フィッシング詐欺とは、偽サイトなどにユーザーを誘導して個人情報・認証情報・暗号資産などを騙し取ろうとする詐欺手法であり、仮想通貨業界でもインターネット上に存在する様々なツール・サービスを悪用して仮想通貨を騙し取ろうとする行為が頻繁に報告されています。
今回のフィッシング詐欺では、記事執筆時点の価格換算で6億4,400万円に相当する「4,295 ETH」が盗まれているとのことで、盗まれた資金はブロックチェーン上のトランザクションをミックスすることによって送受信アドレスの追跡を困難にするミキシングサービス「Tornado Cash」を用いて資金洗浄されているとも報告されています。
BINANCE(バイナンス)のCEOであるCZ氏や、Uniswap Labsの創設者であるHayden氏は2022年7月12日のツイートで『今回の盗難被害はフィッシング詐欺によるものであり、Uniswap V3のプロトコルは安全である』と説明を行なっており、『悪意のあるリンクをクリックしないように』と注意喚起がなされています。
This was a phishing attack that resulted in some LP NFTs being taken from individuals who approved malicious transactions
Totally separate from the protocol
A good reminder to protect yourself from phishing and not click on malicious links https://t.co/aj3Zh8UKqF
— hayden.eth (@haydenzadams) July 11, 2022
フィッシングサイトに誘導しようとするリンクは、公式を装ったメールで送信されている他、各種サービスのコメント欄や掲示板などにも記載されている場合があるため、今回の件だけに限らず今後も十分注意する必要があります。
こちらの記事も合わせてどうぞ
イーサリアム(ETH)などの購入は取引システムの安定性などでも評価の高い暗号資産取引所ビットバンクからどうぞ