ガウディとバルコロニー、web3クリエイター育成企業「C4C Labs」設立

GaudiyがBALCOLONY.と共同で新会社「C4C Labs」を設立

Gaudiy(ガウディ)とBALCOLONY.(バルコロニー)が共同出資により、web3領域に特化したクリエイターファーム「株式会社C4C Labs(シーフォーシーラボ)」を設立したことが6月8日分かった。

ガウディは、ソニー・ミュージックエンタテインメントや集英社、バンダイナムコエンターテインメント、アニプレックスらに導入されているweb3ファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink(ガウディ ファンリンク)」を提供する企業。

またバルコロニーは『鬼滅の刃』『君の名は。』『魔法少女まどか☆マギカ』『ラブライブ!』『ももいろクローバーZ』などのクリエイティブ制作に携わっている企業。

発表によると「C4C Labs」では、web3領域における制作事業や教育事業を行っていくとのこと。

制作事業では、NFTやメタバースなどのweb3プロジェクトの制作やeb3領域に特化したオリジナルIPの開発・提供を行うという。また教育事業では、web3領域に精通する若手クリエイターを育成するため、クリエイターを多く輩出する美術大学やクリエイティブ系の専門学校などと連携して教育コンテンツの開発・提供を行っていくとのことだ。

なお新会社の代表取締役には、ガウディの代表取締役である石川裕也氏とバルコロニーの代表取締役である生本訓昭氏の共同代表体制を取り、運営を行っていくとのことだ。

石川裕也氏は新会社の設立について「今のweb3やNFTは投機的なイメージがとても強いですが、本来は、クリエイターにより正しく還元することができる素晴らしい技術です。C4C Labsでは、そのような技術を活用しながら、よりクリエイターが活躍できて、正しく還元される。そんな世界を実現していければと思っています」と述べている。

Gaudiyは先日6月1日、シリーズBラウンド・1stクローズで25億円の資金調達を実施した。このラウンドにより累計調達額は28億円となったとのこと。この資金調達ラウンドには、既存投資家のSTRIVEとJAFCOの他、新たにSBIインベストメント、KDDI、バンダイナムコエンターテインメントの3社が参加したとのことだ。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

【取材】ガウディがweb3メタバース事業開発に25億円調達。バンダイナムコ、KDDI、SBIから

DNPとガウディが提携、ブロックチェーン活用のコンテンツビジネスで

Gaudiy(ガウディ)がソニー・ミュージックエンタテインメントと業務提携

Gaudiyが「Microsoft for Startups」に採択、NFTなどを使ったコミュニティサービス事業推進を目指す

マンガで解説「NFTとは何?」〜ザ・テクノロジー 2030 より

参照元:NFT – あたらしい経済

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です