バンダイナムコ研究所、ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」の初期バリデータに

バンダイナムコ研究所、ゲーム特化ブロックチェーン「Oasys」の初期バリデータに

バンダイナムコ研究所が、ゲーム特化のブロックチェーン「オアシス(Oasys)」プロジェクトに、初期バリデータとして参加することを3月15日に発表した。バリデーターとは、ブロックチェーンネットワークに接続しチェーン上の取引が正しいかを検証するノード(コンピューター)またはその運営者を指す。

「オアシス(Oasys )」は「Blockchain for The Games」をコンセプトに独自のゲーム特化ブロックチェーンを開発する、今年2月8日に発足されたプロジェクトだ。

プロジェクトメンバーは、初期バリデーターとしての参加を発表したバンダイナムコ研究所の代表取締役社長である中谷始氏を含め、doublejump.tokyo 代表取締役CEOの上野広伸氏、gumi 創業者/Thirdverse代表取締役CEOの國光宏尚氏、セガ取締役副社長の内海州史氏やYield Guild Games 共同創業者のギャビー・ディゾン(Gabby Dizon)氏らが名を連ねる

オアシスの開発しているブロックチェーンは、イーサリアムバーチャルマシーン(EVM)互換。具体的にはレイヤー1(Hub-Layer)とレイヤー2(Verse-Layer)技術を組み合わせた独自の「Oasysアーキテクチャ」を採用している。

ちなみに「Oasysアーキテクチャ」はPoS(Proof of Stake)をコンセンサスアルゴリズムに採用し、エコシステムの拡大と環境問題の双方に配慮された設計とのことだ。 そしてこの設計によって、ゲーマーは高速かつ手数料(ガス代)無料でのサービス体験が実現でき、ゲーム開発者はブロックチェーンを活用したゲーム内決済やNFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、及び他ゲームとの連携が容易になるという。

バンダイナムコ研究所は、玩具・ゲーム・アニメ・映像音楽・娯楽施設など、様々なエンターテインメントを展開するバンダイナムコグループの研究開発会社として2019年4月に設立された企業。

同社は最先端技術の研究開発を起点に「エンターテインメントの新しい価値を創出」することをミッションに掲げており、主にAIやXR、メタバースの分野での研究開発を推進している。

オアシスへは、先端技術のエンターテインメント応用研究の一環として参加を表明したとのことだ。 ちなみにオアシスの初期バリデーター数は2022年Q2に予定されているメインネットローンチ時までに21を予定しており、現在ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」の運営・開発を行うMCH、サードバース(Thidverse)、CryptoGames、Yield Guild Gamesが参画する予定になっている。

参考:バンダイナムコ研究所

参照元:ニュース – あたらしい経済

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