オープンワールドアクションRPG「Stormrite」EnjinのNFTアイテム導入へ
エンジン(Enjin/ENJ)は2021年9月2日に、Xbox・PC向けに開発中のオープンワールドアクションRPG「Stormrite」が、Kickstarterキャンペーンで成功したことを受けてEnjinのブロックチェーンエコシステムに参加することを発表しました。Stormriteには「Enjin Marketplace」で購入可能な装飾アイテムのNFTが導入される予定だと報告されています。
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JumpNet用いた「装飾アイテムのNFT」を導入
エンジン(Enjin/ENJ)は2021年9月2日に、Xbox・PC向けに開発中のオープンワールドアクションRPG「Stormrite」が、Enjinのブロックチェーンエコシステムに参加することを発表しました。
Stormriteには、エンジンのマーケットプレイスである「Enjin Marketplace」で購入可能な”装飾アイテムのNFT”が導入される予定になっているとのことで、このNFTはEnjinのカーボンネガティブ(炭素排出量より相殺量が多い仕組み)で取引手数料のガス代を無料化するJumpNetブロックチェーンを用いて発行されると説明されています。
今回の発表は「Stormrite」がクラウドファンディングのサービス「Kickstarter」でのキャンペーンをさせて41,117ポンド(約623万円)の資金を調達し、2つのストレッチゴールを上回ったことを受けたものだとされています。
オープンワールドアクションRPG「Stormrite」とは
Stormriteは、2020年1月から4人のチームによって開発が進められているオープンワールドのアクションRPGであり、2021年第4四半期にはクローズドアルファ版の公開、2022年初頭にはPCで最初のパブリックビルドを開始、2022年後半にはXboxでの発売が予定されています。なお、クローズドアルファ版はKickstarterキャンペーンで50ポンド以上を支援した人々に提供されることになっています。
ゲームが公開されると、NFTのオーナーは「Enjin Wallet」をPCとXboxの「Stormrite」に直接リンクさせることができるようになるため、ゲームはリンクされたブロックチェーンアドレスを読み取って使用可能なNFTのリストを表示し、プレイヤーは所有するトークンに応じてキャラクターや武器のスキンをカスタマイズすることができるようになるとのことです。
「Stormrite」の創業者であるKelechi Apakama氏は、JumpNetを用いたNFTの導入について次のようにコメントしています。
私は以前からNFTの大ファンでしたが、ゲームでの展開における可能性が、その技術採用のきっかけとなりました。NFT導入にあたり重視した事の一つに、環境への影響が挙げられます。Enjinは、ゲーム用NFTのエコシステムにおけるマーケットリーダーであるだけでなく、環境に配慮したソリューションを提供しているため、決断は簡単でした。『Stormrite』のゲームプレイとコミュニティ体験を次のレベルに引き上げるために、この技術の応用を検討することを楽しみにしています。
Newzoo社の調査報告書によると、ゲーム内装飾アイテムを認識しているプレイヤーの81%が『スキンを現実の通貨と交換したい』と考えており、75%が『ゲーム外で金銭的価値のあるスキンにもっとお金を使う』と答えているとのことで、Enjinは『ブロックチェーンの導入によってStormriteのプレイヤーはNFTの装飾アイテムを本当の意味で所有し、P2Pで自由に取引することができるようになり、NFTに裏付けされるEnjin Coin(ENJ)によって、アイテムに現実世界の価値を与えることができる』と説明しています。
また、JumpNetと他の分散型ネットワークとの間に分散型ブリッジが構築されることによって、プレイヤーはNFTを「Ethereum」や「Polkadot」上に構築されるEfinityのパラチェーンに移動させ、Enjin Marketplaceだけでなく「NFT.io」や「Opensea」などといったその他マーケットプレイスで取引することも可能になると報告されています。
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