ステーブルコインUSDT発行元のテザー、準備金の内訳を明らかに

ステーブルコインUSDT発行元のテザー、準備金の内訳を明らかに

ステーブルコインUSDTの発行元であるテザー(Tether)社が、初めてUSDTの準備金の内訳を明らかにした。

準備金の内訳は次のとおりだ。

現金および現金同等物、その他の短期預金、無担保の約束手形(CP):75.85%

担保付貸付金(関連会社に対するものはなし):12.55%

社債・ファンド・貴金属:9.96% その他の投資(デジタル資産を含む):1.64%

また現金および現金同等物などの内訳も次のとおりに明らかにしている。

無担保の約束手形:65.39%

受託者預金:24.20%

現金:3.87%

政府証券短期貸付(リバースレポレート):3.60%

米国財務省短期証券:2.94%

そしてThe Blockの「なぜ実際の現金が準備金全体のごく一部しか占めていないのか」という質問に対して、テザー社の法務担当者であるスチュアート・ホーグナー氏は「現金および現金同等物のカテゴリーの中で現金だけに焦点を当てるのは誤解を招きます。読者は、実際の現金ではないものを流動性の欠如と混同してはならない」と答えた。

テザー社は監査法人「ムーア・ケイマン(Moore Cayman)」をパートナーとしているようだが、今回の報告書が「ムーア・ケイマン」によって監査及び証明済のものであるかは、明らかになっていない。

参考:テザー

(images:iStocks/artsstock)

参照元:ニュース – あたらしい経済

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