ファイルコイン:無料のNFT向け分散型ストレージ「NFT.Storage」を公開
ファイルコイン(Filecoin/FIL)は2021年4月29日に、Non-Fungible Token(NFT)用の分散型ファイル保存システムである『NFT.Storage』を発表しました。「NFT.Storage」を使用すると、開発者はNFTデータをIPFSの分散型ネットワークに簡単かつ安全に無料で保存できると説明されています。
こちらから読む:OKCoinJapan、国内初”OKB”取扱いへ「暗号資産」関連ニュース
NFTコンテンツを「IPFSで簡単かつ安全に長期保存」
ファイルコイン(Filecoin/FIL)は2021年4月29日に、Non-Fungible Token(NFT)用の分散型ストレージである『NFT.Storage』を発表しました。このサービスは「Protocol Labs」と「Pinata」の支援によって開発されたものだと報告されています。
NFT.Storageは無料で利用できるNFT用の分散型ファイル保存システムとなっており、『NFT.Storageを使用すると、開発者はFilecoinを使用してNFTコンテンツとメタデータをIPFSの分散型ネットワークに簡単かつ安全に保存でき、全てのNFTに最も効率的な方法で長期的にアクセスできるようになる』と説明されています。
「Protocol Labs」のエンジニアリングマネージャーであるMikeal Rogers氏は、公式発表の中で「NFT.Storage」について次のように語っています。
NFTは人類の文化遺産の一部であるため、長期的にアクセスできるようにデータを設計することは非常に重要です。コンテンツアドレス指定と分散型ストレージネットワークによって「デジタルアートワーク・バスケットボールカード・仮想不動産」などが安全で長期的に利用可能であることが保証されます。『NFT.storage』を使用すると、IPFSとFilecoinの回復力のある永続性を通じて、最も効率的な方法でNFTを完全に摩擦なく作成できます。
具体的な仕組みとしては、「NFT.Storage」にユーザーがデータをアップロードすると、各コンテンツに『CID』と呼ばれるIPFSのハッシュ値が割り当てられることになっており、プラットフォーム上の任意の場所で資産を検索・参照するために使用できる『フィンガープリント(*1)』が提供されるため、ユーザーは任意のパブリックIPFSゲートウェイを介して直接コンテンツを見つけることができるとされています。
(*1)フィンガープリント:デジタルコンテンツの同一性を確認するために使用される値のこと
「NFT.Storage」の詳細は以下の『Filecoinの公式発表ページ』または『NFT.Storageの公式サイト』で確認することができます。
>>「Filecoinの公式発表」はこちら
>>「NFT.Storage」の公式サイトはこちら
こちらの記事も合わせてどうぞ
2021年5月6日|ファイルコイン(FIL)の価格
ファイルコイン(Filecoin/FIL)の価格は先月末に14,000円付近まで下落したものの、その後は徐々に回復してきており、2021年5月6日時点では「1FIL=17,420円」で取引されています。
>>FILを取り扱う暗号資産取引所「BINANCE」はこちら