ウクライナのDX省がステラと覚書署名、仮想通貨の戦略的開発へ
ウクライナのデジタルトランスフォーメーション省と仮想通貨ステラ(Stellar)の発行元であるステラ開発財団が、2020年12月28日に覚書に署名した。ステラが1月4日に発表した。
仮想通貨の戦略的開発へ
今回の覚書の下でウクライナのデジタルトランスフォーメーション省とステラは、最新の仮想資産市場インフラストラクチャを開発し、東ヨーロッパの金融市場における革新的なデジタル国としてのウクライナの地位を強化するために取り組む。
覚書の中心的な焦点は、「ウクライナの仮想通貨市場開発に関する協力」「仮想通貨に関連するプロジェクトへのサポート提供」「ウクライナにおけるステーブルコイン循環の実施と規制」「ウクライナ中央銀行のデジタル通貨開発促進」の4点。ステラ開発財団金とウクライナとの活動は、2021年1月から正式に開始する。
革新的なデジタル国としてのウクライナの地位を強化
デジタルトランスフォーメーション省のオレクサンダー・ボーンヤコブ(Oleksandr Bornyakov)副大臣は、「デジタルトランスフォーメーション省は、ウクライナで仮想資産を開発するための法的環境の構築に取り組んでいる。ステラ開発財団金との協力は、仮想資産業界の発展とグローバルな金融エコシステムへの統合に貢献すると信じている」とコメント。
また同氏は、「この協力のもう1つの重要な側面は、ウクライナの国内デジタル通貨のインフラストラクチャの開発に貢献することだ。世界をリードする国のほとんどは、独自の国内デジタル通貨の開発に取り組んでいます。ウクライナ国立銀行は、2017年から中央銀行デジタル通貨(CBDC)の導入の可能性を調査している。同省では、東欧の金融市場における技術革新と競争力への我が国の適応を確実にすることを目指している」と述べている。
ステラ開発財団金の最高経営責任者(CEO)兼エグゼクティブディレクターであるデネレ・ディクソン(Denelle Dixon)氏は、「省や関係者と協力して、フリヴニャ(ウクライナの通貨)をデジタル化し、ステラベースのツールとサービスをウクライナの人々と企業に提供し、ウクライナの新しいパートナーシップの機会をステラエコシステムの企業に紹介することを楽しみにしている」と語った。
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文:かにたま
参照元:CoinChoice