イタリアのバイクブランド「Soriano Motori」仮想通貨決済に対応【世界初】
イタリアのオートバイメーカーである「Soriano Motori」は2020年12月14日に、支払い手段としてビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)などといった複数の仮想通貨(暗号資産)を受け入れ始めたことを発表しました。バイクブランドが仮想通貨決済に対応するのは世界初の事例だと報告されています。
こちらから読む:Abra、Apple Payなどの様々な決済手段に対応「暗号資産」関連ニュース
世界初の「仮想通貨決済対応オートバイメーカー」誕生
イタリアのオートバイブランドである「Soriano Motori」は2020年12月14日に、同社が仮想通貨決済に対応したことを発表しました。Soriano Motoriは今回の発表の中で『一部の自動車会社・中古車販売店はすでに仮想通貨決済を受け入れていたが、仮想通貨決済を受け入れるオートバイメーカーは世界初である』と説明しています。
決済手段として利用可能な暗号資産としては、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
・ライトコインキャッシュ(LitecoinCash/LCC)
などが挙げられており、『幅広いデジタル通貨を受け入れることによって、通貨や出身国に関係なく全ての顧客が容易にバイクを購入することができるようになった』と説明されています。
新型電動バイクも「仮想通貨決済」で購入可能
Soriano Motoriは最近、水冷式のブラシレスモーターや、15kWhから20kWhまでの大容量リチウムイオン電池で構成されたデュアルバッテリーシステム「LIB Anti-virus pack」を搭載した新型電動バイク「GIAGUARO V1」シリーズを公開しており、これらのバイクは日本の一部メディアでも取り上げられています。
GIAGUARO V1シリーズでは「GIAGUARO V1R、GIAGUARO V1S、GIAGUARO V1 GARA」という3つのモデルが「25,500ユーロ(約320万円)、30,500ユーロ(約384万円)、32,500ユーロ(約410万円)」の価格で販売されていますが、これらのモデルも仮想通貨決済で購入することができるとされています。
「Soriano Motori」のeコマースストアは、大手暗号資産取引所「Coinbase(コインベース)」の仮想通貨取引プラットフォームに統合されており、高度なブロックチェーンシステムを使用して取引のセキュリティを保証すると説明されています。
Soriano Motoriの創設者であるM.Soriano氏は『仮想通貨決済が導入されたことによって全てのクライアントは暗号資産がもたらす大きな利点の恩恵を受けることができる』と語っています。
全てのお客様は暗号資産がもたらす大きな利点から利益を得ることができます。ビットコインなどのデジタル通貨を採用することによって、為替レートの変動に注意を払うことなく、手数料なしで国際取引を行うことが可能です。
仮想通貨決済は中古車販売店などでは導入されていましたが、自動車やバイクの製造元が仮想通貨決済に対応する事例はまだ少ないため、「Soriano Motori」が仮想通貨決済を受け入れたことによって、今後はその他の大手メーカーでも仮想通貨決済の導入が進むことになると期待されます。
>>「Soriano Motori」の公式発表はこちら
>>「Soriano Motori」の公式サイトはこちら
こちらの記事もあわせてどうぞ