クロス円中心の押し目買い継続。ただし、 上がったところを追いかけて買うのはNG!
2020-09-03
【参考記事】
●アベノミクスさようなら。安倍首相辞任の意向で日経平均急落! 米ドル/円急落!
8月28日(金)に、持病の悪化などを理由に辞任の意向を表明した安倍晋三首相(内閣総理大臣)(C)Getty Images News
それは市場も同じで、NHKを筆頭にメディアが辞任の意向を報じると、日本株は急落、為替は円高に向かいました。
ないと思ってはいましたが、もし辞任したら、一時的に株安・円高になるだろうと予想していましたので、その時の対応は、非常にうまくいきました。
【参考記事】
●アベノミクスの立役者、安倍総理退陣の可能性は低い。クロス円の押し目買い継続(8月27日、今井雅人)
■辞任のネタは、市場ではもうおしまい そして、私としては、混乱は一時的で、すぐに落ち着きを取り戻し、元の水準に戻るだろうという見立てをしていました。
それは、極めて緊急の事態ですので、次に総理(=自民党総裁)になる人は、当然、安倍政権の政策などを引き継ぐことになるからです。
実際、自民党の総裁選では、菅官房長官が総裁に選ばれることが、ほぼ決まりました。今回も、自民党内の派閥の理論が動いたということです。
【参考記事】
●豪ドル/米ドルを押し目買い! 米ドル安は続く。「菅首相」誕生なら市場の反応は?(8月31日、西原宏一&大橋ひろこ)
今週(8月31日~)に入ってからは、こうした情勢を受けて、市場も元に戻ってきています。このネタは、もうこれでおしまい、ということになります。
日経平均 4時間足(出所:TradingView)
米ドル/円 4時間足(出所:TradingView)
■やはり、継続的な米ドル安は続かないと確信 さて、その上で、今後の市場動向について考えてみたいと思います。
今週(8月31日~)は、一瞬、大きく米ドル安に動く局面がありました。ユーロ/米ドルも、当面の目標とみられていた1.20ドル台に達し、一時、1.2011ドルまで上昇しました。しかし、持続性はなく、すぐに反落しています。
ユーロ/米ドル 4時間足(出所:TradingView)
これまで私は、今後、継続的な米ドル安傾向が続くとは、あまり考えていないことをお伝えしてきましたが、今週(8月31日~)の動きを見て、そのことを、ますます確信しているところです。
【参考記事】
●なぜ、米ドル安の長期化を予想する人が増えたのか? 米ドル安第2弾は本格化しない(8月20日、今井雅人)
●予想を超えた米ドル安の背景を整理。ここからの米ドル安は、あまり想像できない(7月30日、今井雅人)
特にユーロ/米ドルは…