ビットコイン(BTC)先物取引で未決済建玉(OI)の増加続く

ビットコイン(BTC)先物取引で未決済建玉(OI)の増加続く

ビットコイン(BTC)先物の未決済建玉(OI)は、8月17日ついに50億ドルを超える新記録を樹立しました。分析会社のスキュー(Skew)によると、特に機関投資家向け取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)やバックト(Bakkt)は市場からの注目を集め、CMEのOIは、2月に記録した最高額からさらに3倍ほど伸びています。

CMEビットコイン先物の未決済建玉(OI)は8月17日にピーク

スキューによると、OKExのOIは11億1,000万ドルでトップを走り、BitMEXが9億7,000万ドルと続いています。8月17日にはCMEのOIが9億4,800万ドルに達し、6カ月前のほぼ3倍に増えています。

先物取引の人気はビットコイン(BTC)に限りません。イーサリアム(ETH)先物のOIもまた、15億ドルの史上最高額を記録しています。OKExとフォビ(Huobi)のOIは、いずれも3億ドルと他の取引所に先行しています。

先物取引所のCMEは8月20日、取引量とRSI(相対力指数)で異常なほどの上昇を記録しました。

資産価格が上昇し続けるコンタンゴ状況に突入

CMEのビットコイン先物のOIは、日本時間の5月12日のBTC半減期以降、一貫して増え、5月11日の3億9,000万ドルから14日には5億2,900万ドルという2月以来の新記録を樹立しました。これは商品の先物価格がスポット価格を上回る状況であり、業界用語では取引繰り延べを意味するコンタンゴ(contango)と表現され、資産価格が時間経過とともに上昇すると予測されるときに使われます。

ヘッジファンド運用会社スリー・アローズ・キャピタル(Three Arrows Capital)創業者であるカイル・デイヴィス(Kyle Davies)氏は、大量の取引を背景とするOIの上昇は、機関投資家の関心が高いことの表れであると語っています。

CME先物取引は1年前から40%増、新たなアカウント850件

ヘッジファンド投資家でチューダー・インベストメント(Tudor Investment)の最高経営責任者(CEO)であるポール・チューダー・ジョーンズ(Paul Tudor Jones)氏は最近、ビットコインについて「利益を最大化する最善の戦略は、最速の競争馬を所有するとだ。あえて予想しろと言われれば、ビットコインに賭けてみたい」と語りました。

同氏は「価値の保存」としてのビットコインは、コロナウイルス禍による経済混乱の中で現金や金(ゴールド)には及ばないかもしれないが、「ますます大きな役割を演じる」と信じています。そのような状況の中で、CME先物取引量は1年前から40%余り増加しましています。2020年には、新たに約850のアカウントが開設され、そのペースは昨年の2倍になっています。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Bitcoin [BTC] Futures Open Interest Reaches All-Time High Above $5 Billion
Why Paul Tudor Jones Sees a Bright Future for Bitcoin

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参照元:CoinChoice

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