ブロックチェーン・暗号資産ニュース週間まとめ|2020年8月9日〜15日
2020年8月9日〜15日にかけて紹介した暗号資産・ブロックチェーン関連のニュースをまとめて掲載しています。この1週間で特に注目の話題をBITTIMES編集部がピックアップしてお届けします。
こちらから読む:2020年8月「ブロックチェーン・暗号資産」ニュース一覧
OKCoinJapanの「サービス開始日」が明らかに
OKCoinJapan(オーケーコイン・ジャパン)は2020年8月11日に、暗号資産現物取引サービスの提供を2020年8月20日から開始することを発表しました。同取引所では、合計5種類の暗号資産が取り扱われる予定となっています。
また同社は、2020年8月11日16時から「法⼈利⽤者からの⼝座開設受付」も開始しており、同時刻から「日本円の入金」と「暗号資産の入庫」も受付開始しています。
「OKCoinJapan」のサービス内容はこちら
パリ・サンジェルマンFC「公式トークン価格急騰」
チリーズ(Chiliz/CHZ)との提携を通じて公式ファントークン「PSG」を発行していることでも知られるイタリア・パリのサッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC」は、2020年8月12日に開催された「チャンピオンズリーグ準々決勝」で逆転勝利を収め、準決勝進出を決めました。この結果を受けてPSGトークンの価格が高騰していることも報告されています。
また先日14日には、パリ・サンジェルマンも参加しているスポーツファンと選手・チームの交流を深めるファン投票&報酬アプリ「Socios.com(ソシオスドットコム)」が、世界中のファンの人々に様々な特典と報酬を与えることを目的とした「I AM MORE THAN A FAN:Socios.com VISAデビットカード」を発行する予定であることも発表されています。
Chiliz関連の記事はこちら
カルダノ:ITNで獲得した報酬が受け取り可能に
カルダノ(Cardano/ADA)の開発を担当している「IOHK」は2020年8月8日に、ADAを安全に保管することができる公式ウォレット「DAEDALUS(ダイダロス)」の新しいバージョンである「Daedalus 2.1.0」がリリースされたことを発表しました。
この新しいバージョンがリリースされたことによって、カルダノの「インセンティブ付きテストネット(ITN)」で報酬を獲得していたADA保有者はそれらの報酬をメインネットで受け取ることができるようになりました。以下の記事では、実際にインセンティブ付きテストネットで獲得した報酬をメインネットで受け取る方法も画像付きで解説しています。
ITN報酬の受け取り方法はこちら
カルダノの「技術開発・技術活用」進む
カルダノ(Cardano/ADA)とeコマースプラットフォームを統合して、世界中のオンラインショップでADA決済ができるようにすることを目的とした「Cardano eコマース統合プロジェクト」が進められていることが明らかになりました。最初の取り組みでは世界中で利用されているオンラインストア作成サービス「Shopify(ショッピファイ)」と統合することによって、世界中で運営されている50万以上のオンラインストアにADA決済を導入することが計画されていると伝えられています。
技術開発や技術活用が積極的に進められているカルダノは、有名な格付け機関からも高い評価を受けており、暗号資産・ブロックチェーンの格付けを行っている「Weiss Crypto Ratings(ワイス・クリプト・レーティングス)」は、最新の格付けランキンングの中でカルダノを「技術面で最も優れた仮想通貨」だと評価しています。
カルダノ関連のその他の記事はこちら
XRPは「10年後に生き残る暗号資産の1つ」
米国の暗号資産ヘッジファンド「Pantera Capital(パンテラ・キャピタル)」のCEOであるDan Morehead(ダン・モアヘッド)氏は「Thinking Crypto」のインタビューに応じた際に『XRPは長期的な利用が見込まれる暗号資産の一つであり、将来的に生き残るであろう8〜10の暗号資産の1つである』との考えを語りました。
仮想通貨業界には『将来的には1つの暗号資産だけが生き残る』といった考えを持つ人々も多数存在しますが、ダン・モアヘッド氏は『将来的には複数の暗号資産プロジェクトが生き残り、それぞれが異なる分野で重要な存在になる』と予想しており、『90年代初頭には”Yahoo!”を熱狂的に支持する人々がいたものの、実際にはその他にも30社ほどの重要な企業が存在した』と説明しています。
ダン・モアヘッド氏が語った内容はこちら
ビットコイン価格「大幅上昇」は近い?
米国の大手暗号資産取引所「Kraken(クラーケン)」は2020年8月10日に投資家向けのレポートを公開し、『ビットコイン市場では今後数ヶ月間でボラティリティ(価格変動率)が高まり、価格が大幅に上昇する可能性がある』との予想を語りました。
ビットコイン価格は先月末頃から大幅な回復を見せていますが、Krakenが公開したレポートでは、ビットコインが2017年後半から続いているレジスタンスライン(抵抗線)を突破したことが報告されています。
公開されたレポートの内容はこちら
ビットコインチャート「2014年とほぼ完全に一致」
Twitter(ツイッター)で4万人以上のフォロワーを持つ著名トレーダーの「NebraskanGooner(@nebraskangooner)」氏は、2020年8月11日のツイートで『現在のビットコインチャートは2014年のチャートとほぼ完全に一致している』と指摘し、『BTC価格は2021年に20万ドル(約2,135万円)に達する』との予想を語りました。
同氏は、2014年と同じ動きを繰り返した場合にはBTC価格は今後14,000ドル(約150万円)まで上昇した後に9,500ドル(約101万円)まで下落し、2021年末までには200,000ドルに達すると予想しています。
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