暗号資産企業Diginex:NASDAQ上場に向け「新たな仮想通貨取引所」立ち上げ


香港を拠点とするブロックチェーン・暗号資産企業「Diginex(ディジネックス)」は2020年7月30日に、米国の証券取引所「NASDAQ(ナスダック)」に上場しているシンガポールの企業「8i Enterprises Acquisition Corp」と、新たに立ち上げられたデジタル資産取引所「EQUOS.io」を合併する計画を明らかにしました。これにより、米国で初めて暗号資産取引所がNASDAQに上場することになると伝えられています。

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米国初の「NASDAQ上場仮想通貨取引所」に

Diginex(ディジネックス)は2020年7月30日に、特別買収目的会社(SPAC)として新たに立ち上げられた暗号資産取引所「EQUOS.io」を一般公開することを発表しました。「EQUOS.io」はシンガポールを拠点としており、暗号資産の現物取引を含めた様々な商品を提供すると報じられています。

「EQUOS.io」の立ち上げは、NASDAQ上場企業である「8i Enterprises Acquisition Corp」との合併に先立つ重要な節目であると説明されており、この計画は2020年第3四半期に完了する予定だと報告されています。

『Diginexが8i Enterprises Acquisition Corpとの逆さ合併によってNASDAQに上場する』というニュースは今月10日時点で「Bloomberg」によって”関係者の話”として報じていましたが、今回の発表でこの詳細が明らかにされたことになります。

「8i Enterprises Acquisition Corp」はすでにNASDAQに上場しているため、同社と「EQUOS.io」を合併させることによって裏口上場が可能となり、正式な新規株式公開(IPO)手続きに伴う規制的な複雑さを回避できると伝えられています。

仮想通貨メディア「Coindesk」の報道によると、当初の計画では2020年3月頃に上場する予定となっていたものの、新型コロナウイルスの影響で株価が大暴落したため、上場計画はやや遅れることになったとのことです。DiginexのCEOであるRichard Byworth(リチャード・バイワース)氏は、買収が今年9月に完了する予定であることを明かしており、これによって「EQUOS.io」は米国で初めて上場する暗号資産取引所になると語っています。

Richard Byworth氏は「Coindesk」から”NASDAQ上場を目指す理由”について尋ねられた際に『NASDAQは世界中のテック株にとって最も重要な証券取引所であり、NASDAQに上場できれば信頼性も高まるため』と回答しています。

仮想通貨関連企業の株式市場上場にはここ最近で注目が集まっており、先月末には中国の大手マイニング機器メーカーである「Ebang(エバン)」がNASDAQに上場したことなども報告されています。

>>「Diginex」の公式発表はこちら
>>「CoinDesk」の報道はこちら

参照元:ニュース – 仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

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